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インタビュー

『嵐が丘』 の舞台ハワースの荒野で、暴風雨と虹を体験する

江口 智子氏

2014年11月22日  621ページビュー
1年以上   イギリス   大学  

イギリスに交換留学に行ったのはなぜですか?

ずっと英語が好きで、特にイギリスの本に興味があり、その本が生まれてきた国に行ってみたいと思っていました。大学4年生の時所属していた大学で交換留学プログラムがあると知り、チャンスだと思って行きました。

「『嵐が丘』 の舞台ハワースの荒野で、暴風雨と虹を体験する」というのはどういうことだったのですか?

イギリスの19世紀の『嵐が丘』という本が好きで、この小説の舞台となっているイギリスの北部にあるハワースという町に行ってみました。このハワースには荒野に崖もあり、風や雨が強いことが有名で、私が行ったときも目も開けられないような雨風がひどい状況でした。しかしそこは天気が変わりやすいので暴風雨のすぐ後に虹を見ることができ、そのことがとても印象的でした。

これがまさに『嵐が丘』の舞台なのだと感動し、一生この分野でやっていきたいと思いました。それから日本の大学を卒業し、イギリスの大学院をでて博士になって大学教員 になったのですが、そのきっかけにもなりました。

英文学に興味を持ったきっかけは何だったのですか?

小さいころから本がすごく好きだったわけではありませんでしたが、高校生ぐらいになってから本の世界に現実逃避をするようになりました。翻訳された外国の本を読むことが多かったのですが、その中でもたまたま気に入って読んだのが『赤毛のアン』や『大草原の小さな家』などのカナダやアメリカ 文学で、それから原書を読んでみたいと思うようになりました。

イギリスに交換留学した際に、授業で19世紀の小説について学ぶ科目があり、19世紀の小説を多く読んだのですが「『オリバー・ツイスト』『嵐が丘』『ジェーン・エア』『ある婦人の肖像』など全てが面白く感じられました。

インタビュー実施日:2014/11/12

インタビューアーからのコメント

●印象に残ったこと
暴風雨と虹を経験できるような場所があること。
交換留学に行こうと思った理由は、単純に英語に興味があったからだということ。

●お話を聞いて感じたこと
今回インタビューさせていただいた江口先生は19世紀の英文学に魅力を感じたそうですが、その時代によって流行り廃りがあること、19世紀ならばビクトリア朝の堅い雰囲気などがでていたりするということで、小説にも時代背景が現れているということに驚きました。
単純な理由で海外留学に行ったそうで、好きなことに興味を持って行動することはとても大事だと思いました。今回学んだことをいかしてこれから夢を叶えられるように努力していかねばならないと思いました。

インタビューアー:飯山 美紀

インタビューアーからのコメント

●お話を聞いて感じたこと
興味を持った本の舞台に訪れ、実際に体験して、一生この分野でやっていきたいと思えるほど感動した場所〈ハワース〉に、私も行ってみたいと思いました。話している時のトーンからとても良い場所だったことが伝わるぐらいでした。私もこれからに繋がるような体験をしてみたいと思いました

インタビューアー:深代 葵
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