インタビュー
留学に時期は関係ない!
笠原園花氏
2021年8月1日 783ページビュー 3年以上 オーストラリア その他【留学体験の概要】
留学した時期・期間: 2017年1月 〜 2020年4月
留学先(国、学校名): オーストラリア
学習内容: チアリーディング
【インタビュー相手にとっての留学意義】
「なぜ留学しようと思ったのですか?留学にいたる経緯は?」
高校生でチアリーディングを始めた。大学四年生から就活までの間、カナダでチアをする為にワーキングホリデーのビザも取り、準備を進めていた。しかし、当時日本でキッズチアのコーチをしており、シーズン途中でチームを離れるわけにもいかず、自分の夢を一度諦める。23歳日本代表として国際大会に出場した際に「日本のチアのレベルの低さ」を目の当たりに・・・」日本では自分はチアができる方であったが、海外と比べるとそんなことないということに気がついた。歳をとる前に!と決心し、25歳の時にオーストラリア「Southern cross cheer」にチア留学。
留学先をイギリス、オーストラリア、アメリカ、カナダを候補としていたなかでオーストラリアに決めた理由は、ビザの関係や現地の対応の良さ、自分に合ったチームがあったから。
「留学準備で苦労したこと、工夫したことは何ですか?」
・お金。これまで得ていた会社員の給料がなくなり、貯金はあったけれど、それが尽きたらどうしようと思っていた。実際は、現地ですぐに仕事が見つかり、チアリーディングコーチもしていた。
・チアリーディングのスキル。苦労はあったが、何があってもだめじゃないように努力した。
「留学前に不安だったことは?また、実際に留学に行ったら、どうでしたか?」
・友達も少ないし家族もいないため、何でも自分で解決しなければならない。
・チアのスキルを上げながら、お金を稼がないといけない。大会遠征のお金がちゃんと残っているのかなど。
・チアを目的に行ったからこそ、とにかくチアに打ち込む環境作り。週に5回正社員として働きながら、スキルを上げる練習をすることは、体力的にも精神的にもきつい時期が続き、会社を辞め、チアコーチとして働いた。
・チームメイトが主催するパーティなどにはなるべく参加して、チアの時間以外でも積極的な交流を自分から図った。
「留学が帰国後のキャリアや人生にどう影響しましたか?」
・指導者としてのキャリアに大きく影響。海外にチア留学した日本人が少ないからこそ、留学経験を話す、現地で学んだ技術を日本のチアリーダーに指導する機会が増えた。呼んでもらえることが増えた。
・堂々と指導できる。堂々と海外でチアをやってきたと言えるようになった。
・今後、日本のチアリーダーたち、チアリーディングのレベルの底上げ、海外に出たいと思っている日本の学生たちの支援に挑戦する。
「今後留学を目指す学生へアドバイスをください」
・留学資金は、国やビザによっては現地で稼ぐこともできるし、アルバイトでも奨学金を利用するでも、方法はたくさんある。諦めるより、どうしたら大丈夫になるのか考えるべき!
・新卒じゃないと就職できないと言われているが、それは都市伝説だと思っている!そのかさん自身も4年生の時に1年間留学をしているので、就活を1年間遅らせたがすぐに就職できた。新卒として就職することが全てではない。何か悪いことがあるわけでも、みんなより劣るわけでも全くない。
インタビュー実施日:2020/12/13
インタビューアーからのコメント
「印象に残った言葉」
留学に時期は関係ない。
新卒じゃないと就職できないは都市伝説。
「お話を聞いて、感じたこと、学んだこと、今後行いたいこと」
そのかさんはいろんなことに諦めずに挑戦し続けたからこそ、その先の目標ができ、今もその目標に向かって突き進むことができているのだと思う。自分は、やりたいことはたくさんあるものの口先だけになってしまうことがよくある。どんどんいろんなことに挑戦することによってその後の目標が見つかることを信じ、即行動を心がけたい。
インタビューアー:山口珠凜(国際観光学部 国際観光学科 1学年)