インタビュー
カナダ留学について
会田周平氏
2021年8月1日 418ページビュー 3カ月以上 カナダ 語学学校【留学体験の概要】
留学した時期・期間:大学3年9月〜大学3年2月
留学先(国、学校名):カナダ、ウィニペグ大学附属語学学校
学習内容:英語学習(特にリスニング能力とスピーキング能力の向上)
【インタビュー相手にとっての留学意義】
「なぜ留学しようと思ったのですか?留学にいたる経緯は?」
大学入学時から、大学生活では社会でも通用するスキルを何かしら得たいと思っていた。
英語は得意ではなかったが好きな科目であったこと、東洋大学の留学・語学学習等の制度が充実していたことを理由に、英語を学ぶことを決めた。そのため、大学のキャンパス内にあるE C Z(国際交流スペース)に通い、普段から英語力を高める努力をしていたが、英語力にさらに磨きをかけるためには留学が必要だと感じ、留学を決意した
「留学準備で苦労したこと、工夫したことは何ですか?」
英語を使うことに慣れることに苦労した。既に2年ほど英語学習を始めてから経過していたが、英語によるコミュニケーションが流暢にできる状態ではなかった。
「留学前に不安だったことは?また、実際に留学に行ったら、どうでしたか?」
現地の友達を作ることに苦労した。言葉の壁や人種差別に近い扱いを受けたことが理由。
「留学中に苦労したこと、工夫したことは何ですか?」
英語力の向上が大きな目的であったので、同じく留学している日本人学生と距離をとることを意識していた。その結果、留学先で孤独になってしまった時期もあったが、結果的に目的は達成できた。
「留学で得たもの(メリットなど)は何だと思いますか?」
私は英語力の向上を主な目的としていたのでひとつは英語力。実際に留学後に受けたTOEICでは840点までスコアが伸びた。
スピーキングもECZでスタッフリーダーを務められるまで伸ばせた。
また、留学だけに限らず、英語学習や国際交流を通じて、地球規模の視点で物事を見れるようになった。カナダでは自分の生まれ育った国を離れ、移住した人々に多く出会ったことで、日本という国に生まれ育ったことに感謝できた。
また、学内で出会ったセネガルの留学生は「日本で学んだことで母国の発展に貢献するんだ」と言っていて、学びに対する姿勢を学んだ。スリランカの留学生には幼少期にあった内戦の話を聞かせてもらい、国内だけではなく、世界で起きている問題に当事者として目を向けるようになった。
「留学が帰国後のキャリアや人生にどう影響しましたか?」
先述した通り、世界で起こっている問題を知り、自分の学びで世界に貢献したいという気持ちが芽生えたこと。もっと多くの人が「世界に貢献したい」という気持ちを持つことが、より良い地球を作るという想いから東洋大学(国際課)で働くことになった。
「今後留学を目指す学生へアドバイスをください」
コロナ禍では行動に多く制限があるし、いつ留学ができるようになるか不安な事も多いと思います。ただ、制限がある中でもできる事はあるので、今すぐ行動することがとても重要。積極的に挑戦して欲しい。
インタビュー実施日:2020/12/08
インタビューアーからのコメント
「印象に残った言葉」
私は、会田様の「今すぐ行動しよう」という言葉が印象に残っています。実際に、カナダへ留学経験のある会田様の言葉には、重みがあると思います。会田様自身も、学生時代は、留学に対して明確な目標と意思を持たれていました。そして、実際に留学へ向けて行動を起こした結果、意識の変化や留学の実現に繋がったのだと思います。私も「考えてから行動する」のではなく、「行動してから考える」を増やしていき、留学を実現させたいと思うようになりました。
「お話を聞いて、感じたこと、学んだこと、今後行いたいこと」
私は、会田様が留学中に経験された、ホストファミリーとの距離感から新たに学んだことがあります。会田様はホストファミリーと良い関係を築くことを目標とされていましたが、相手側がある程度の距離感を保とうとしたそうです。最終的にホストファミリーとは、程良い距離感を維持するかたちで落ち着いたそうです。私は、留学先では誰もがフレンドリーに接するということを想像していましたが、実際はそうではない可能性があることを知ることが出来ました。また、留学経験が人との接し方を改めて考える機会にもなると思うようになりました。
インタビューアー:市川惠大(国際観光学部 国際観光学科 1学年)