インタビュー
留学先では実践的な英語学習をするべき。
小野直美氏
2020年10月20日 285ページビュー 6カ月以上 イギリス 語学学校
「なぜ留学しようと思ったのですか?留学にいたる経緯は?」
理由:英語をより流暢に話せるようになりたかったから。
経緯:元々英語が好きだったので、大学では英文学科に入学した。しかし、そこの学科は英文学を学ぶものであり、読み書きばかりだった。もっと使える英語を身につけたいと思った。在学中にアメリカに1ヶ月の短期留学をし、ホームステイをした。その時に話したいことを伝えることができなかった。もっと自分の考えを伝えることができればより楽しむことができるのにと思った。
また、アメリカの文化にも触れ、外国への興味が深くなった。卒業してすぐに留学に行きたかったが、お金を貯めなければならなかったため、一度企業に就職した。最初、両親は留学に行くことに反対していた。しかし、両親をアメリカ旅行に連れて行ったところ英語を話せることの重要さに気づき、留学に行くことを許してくれた。なので自分でお金を貯め、予約をして留学に行った。
「留学準備で苦労したこと、工夫したことは何ですか?」
苦労:留学の費用を貯めるのが大変だった。
工夫:就職していたところが旅行会社だったため、航空券を安く手に入れることができた。
治安を考え、イギリスにした。
「留学中に苦労したこと、工夫したことは何ですか?」
苦労:ホームステイ先の食事が美味しくなく、量も少なかった。
ホームステイ先の人や、環境があまり良くなかったためホームステイ先を変更した。その際の手続きが大変だった。
工夫:日本人の留学生が多かったため、なるべく他の国の人と話をするように心がけた。台湾の人ととても仲良くなり、たくさん話をした。その後も交流をもっている。
一人で旅をした。
「留学前に不安だったことは?また、実際に留学に行ったら、どうでしたか?」
不安:楽しみで特に不安はなかった。
実際:実際に行ってみるととても寒かった。最初の予定では9ヶ月程滞在する予定だったが、考えていた以上に寒く、冬の寒さに耐えられず、帰国が早まった。また、旅行にたくさん行ってしまったため、お金も底をついた。旅行に行ったことについて後悔はしていない。それも良い経験だと考えている。
「留学で得たものは何ですか?」
英語力を身につけることができた。
自己主張をする大切さを学んだ。他の国の人たちは自己主張が強く、自分で何か行動を起こしたり、主張していかないと何も変わらなかった。自己主張をしないと自分の存在が薄れてしまった。
様々な国の人と交流をしてその国のことを理解したり、興味を持ち、より深く知りたいと思った。自分の夢が膨らんだ。
「留学が帰国後のキャリアや人生にどう影響しましたか?」
英語を使う仕事に就くことができた(現在は異なる職業に就いている)。
外国の人と躊躇無く会話ができるようになり、生活がより楽しめるようになった。
「今後留学を目指す学生へアドバイスをください」
留学に行く前に日本でインプットをして、留学に行ってアウトプットをするべき。留学先でインプット学習をするのは時間がもったいない。留学先では話をしたり、実践的な英語を身につけるべきだ。
インタビュー実施日:2019/07/24
インタビューアーからのコメント
「印象に残った言葉」
留学先では実践的な英語学習をするべき
「お話を聞いて、感じたこと、学んだこと」
今回のインタビューを通して、自分の意見をはっきりと主張していかないといけないということを改めて感じた。インタビューの中で、自分から何かアクションを起こしていかないと何も変わらないといっていて、留学に行っただけで行動力や、使える英語力が向上するわけではないと思った。自分から他国の人に話しかけたり、日本人とは距離を置いたり自分の中で様々な工夫をして、留学というものが意味のあるものになるのだと考えた。また、留学先の国についてしっかりと下調べをしておくことは大切なことだと思った。
今回のインタビューでは自分の帰国が早まっただけで済んでいたが、下調べをしなかったせいで何かのトラブルに巻き込まれてしまったり、慣れてきたときに帰国しなければならなくなってしまったら、せっかくのチャンスを逃すことにつながってしまうと思う。私は留学に向けて、日本でできる英語の学習は日本でやり、下調べもしっかりとして、留学というものを今後のキャリアや人生に繋げることができる意味のあるものにしたい。
インタビューアー:小野乙女(国際学部 国際地域学科 1学年)