留学のすすめ.jp

Invitation to Study Abroad

Disseminating the Impact of Study Abroad
Inter-generational Knowledge Transfer

インタビュー

臆せず行く。行けばなんとかなる。とにかく行動である。

長島広太氏

2018年12月13日  482ページビュー
1年以上   アメリカ合衆国  

「なぜ留学しようと思ったのですか?留学にいたる経緯は?」
マーケティングの本場といわれるアメリカの生活を肌で感じたかったから。また、研究の専門が「通信販売」であったため、当時勃興したばかりのインターネットを体験してみたかったから。
 
「留学準備で苦労したこと、工夫したことは何ですか?」
行き先の選定。当時は、今ほど留学が簡単ではなかったため、海外にコネのある人物を探しアプローチをとるなどの下準備に二年間を要した。
 
「留学中に苦労したこと、工夫したことは何ですか?」
自分が伝えたい本意が伝わらないもどかしさ。研究に関する専門用語は、論文などを読んでいればある程度理解できるが、人間の感情に関する英語は伝えたり理解するのに苦労した。また、これといって解決策があるわけでもないため余計に苦しんだ。
 
「留学前に不安だったことは?また、実際に留学に行ったら、どうでしたか?」
特になし。
 
「留学で得たものは何ですか?」
マーケティングの本場であるアメリカで、現地の人の生活を肌で体験できた。帰国後、論文内でアメリカに関する事例が載っていても容易に想像できる。また、現地の様々な人と知り合いになることができ、人脈が広がった。交流に関する機微が学べた。
 
「留学が帰国後のキャリアや人生にどう影響しましたか?」
現在でも、当時マーケティングの本場であるアメリカで学べたリアルな事例などを授業内で使える。まだ日本に伝わる前にインターネットが体験できた。
 
「今後留学を目指す学生へアドバイスをください」
臆せず行く。行けばなんとかなる。とにかく行動である。

インタビュー実施日:2018/07/09

インタビューアーからのコメント

「印象に残った言葉」
とにかく行ってみなさい。絶対に損することはないから。

「お話を聞いて、感じたこと、学んだこと」

私が、今回長島広太教授にインタビューをして学んだことは以下の五点である。
第一に、当時に比べ現在は、留学がしやすい環境が整ってきているのに、留学に行きたいと望む学生があまりにも少ないと感じた。今回、長島教授の話を聞いていても、当時は今ほどインターネットが発達していない。そのため、留学するために必要なコネや人脈を自身で形成する必要があった。それに対し、今ではインターネットですぐに情報が手に入る。また、大学側もさまざまな留学プログラムや支援金を用意してくれている。それにも関わらず、それを利用する人が異様に少ない。これは、日本人のハングリー精神が低下してきたといわざるを得ない。
第二に、私も同じく経営学を専攻する立場の人間として、本場のアメリカを肌で感じてみたいと思った。私は、インタビューをする前は留学できるのであればアジア圏でもどこでもいいと思っていた。しかし、此度長島教授にインタビューをする機会を頂戴し、マーケティングの本場であるアメリカで得た生の知見や体験を熱く語られたことで、留学先はアメリカにすると決意した。
第三に、留学するにあたって、最低限のマナーや言語を身につけていく必要があると感じた。今回インタビューをした長島教授は、留学前に言語の勉強はほとんどしなかったそうである。理由としては、行けばなんとかなると思っていたとのことである。だがしかし、実際に留学をしてみて「なんでもうちょっとやらなかったのか」と心底後悔をしたそうである。よって、私は、留学する前に英語の勉強をし、TOEICで800点以上を取ると決めた。
第四に、留学をした際には、日本人と交わらず現地の人とのみ交流をすることが大事であると感じた。なぜなら、留学をしたにも関わらず、日本人しかいない寮などに泊まっていては元も子もないと考えるからである。そこで親しくなった友人などと人脈が築ければ、今後のキャリアにも必ず活きてくる。よって私は、留学する前にしっかりと英語を学んでいきたい。
第五に、留学をする際に最も重要になってくるのは、行動力であると感じた。今回、長島教授からのアドバイスにもあったとおり、「まずは行動」である。備えをしていくのはとても重要であるが、だからといって現地で実際に起こること全てが想定できるわけではない。よって、備えが足りないからという理由で留学を断念することだけはしたくない。また、長島教授は留学経験から行動力のほかに「度胸」が身についたと話していた。やはり、まず行動をしてみてから問題が発生したならば、柔軟に対応していくことで本物の度胸であったり知見が身につくのだと感じた。
最後になったが、今回インタビューをするにあたって細心の注意と備えをしていった。しかし、実際にやってみると自分が思ったことと違う捉え方をされてしまったりなど、多少の問題が発生した。今回はレポート提出のためのインタビューであったが、今後は多種多様な方々にお願いをしてインタビュースキルを学びたいと感じた。また留学に関しても、行こうか行くまいか悩んでいたが、今回のインタビューを通して行く決心ができた。早速準備に取り掛かりたい。

インタビューアー:今井優慈 (経営学部経営学科2学年)
留学は自分の人生観、キャリア観が大きく変わる貴重な経験です。
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