インタビュー
留学に行く前の準備が一番大事
中井 文子氏
2018年12月13日 626ページビュー 1年以上 イギリス 大学院(修士)「なぜ留学しようと思ったのですか?留学にいたる経緯は?」
2009年から東洋大学で非常勤講師として働いており、英語を教える上でのキャリアアップのため、留学して大学院へ。現在では留学経験によって、英語の正規教員になれるのかが変わるので留学をしようと思った。
「留学準備で苦労したこと、工夫したことは何ですか?」
イギリス留学にはIELTSが必要で、ロンドン大学の大学院では7.0が必要とされるため、そのスコアをとるために、speakingとwritingを中心にかなり勉強した。また、留学に行く前に、寮ではなく、マンションで住むことになっていたので、3泊で契約をしに行った。その時に、契約書はもちろん全文英語で尚且つ専門的な用語が多く、苦労した。
工夫したことは、大学院への志望動機書を書く際に、事前に大学院に受かっている人に書体や書き方を聞き、自分が学んだことと志願書を関連付けたこと。
「留学中に苦労したこと、工夫したことは何ですか?」
一週間に三コマくらいで各授業での宿題がとても多く苦労した。例えば本を100ページ読んでくることや、5000wards書いてくることなど。また、それらの宿題は、授業が殆どディスカッションのため、事前にノートにまとめ、何を話そうか考えてくることにより、話し合いに参加できた。
工夫した点は、留学に行き授業を受ける前に、自分が学習する分野の本を日本で一冊を読み込み、基礎的な知識を身に着けたことで、授業についていくことができた。
「留学前に不安だったことは?また、実際に留学に行ったら、どうでしたか?」
友達をつくることや一年で修学できるかどうかが不安だったが、多くの友達ができ、一年で修士号を取得することができた。しかし、勉強が想像していたよりもずっと大変で、土日も勉強をしていた。
「留学で得たものは何ですか?」
各国の友人や言語に関する専門的な知識。また、同じ大学院留学生でインド人でイスラム教の人がいて、イギリスだけでなく、様々な文化へ寛容になり、異文化理解がで切るようになった。
「留学が帰国後のキャリアや人生にどう影響しましたか?」
東洋大学の非常勤から専任になることができた。
「今後留学を目指す学生へアドバイスをください」
留学を考える上で、留学をする場所選びはとても重要。自分が学んでいることや学部に関連していることが学べて、且つ、自分が今所属している場所よりもレベルの高い所へ行くと自分自身の意識も高まり、キャリアに繋がる。そのため、行く前にその場所についてよく調べて、実際に行った人の話を聞くことでよりイメージがしやすくなる。
インタビュー実施日:2018/07/24
インタビューアーからのコメント
「印象に残った言葉」
留学に行く前の準備が一番大事です
「お話を聞いて、感じたこと、学んだこと」
中井先生の話を聞き、留学においての事前の準備の重要性をよく理解することができた。以前の留学のススメの講義で、日本人としての意見や、価値観を知るために、自分自身に対する理解を深めることを学んだ。今回のインタビューでは、より学術的で、自分が現地で履修しようとしている科目や、それに関する書物を事前に読み準備をすることによって基礎的なことがしっかりしているので、何とかついていけるという具体的な話を聞き、多少なりともイメージすることができた。
また、改めて英語の重要性も知ることができた。中井先生や他の留学のススメに来てくださった講師のようにキャリアアップのために使った方も多いことに気づいた。これから英語を使うのが当たり前になって来る世の中になるかもしれないが、他の人との違いを作るためにも英語学習に真剣に取り組もうと思った。
インタビューアー:伊藤 由翔 (国際観光学部国際観光学科2学年)