インタビュー
留学という経験は自分の大きな財産となる
信夫 快公氏
2018年12月13日 1,086ページビュー 3カ月以上 アメリカ合衆国 語学学校「なぜ留学しようと思ったのですか?留学にいたる経緯は?」
高校のときに語学研修で2週間のホームステイの体験をした。そのときは思ったことが上手く話せず、相手の話もしっかりと聞き取れなかった。ただ、その経験自体はとても楽しかったので、「英語ができればもっと楽しめる」と感じ、その後専門学校、大学で英語の学習を続けた。
大学の授業は、常に英語を使わなければならないものもあったが、
・周りが日本人学生なので、甘えが出てしまい日本語を使用してしまう。
・授業以外で、英語を使う機会が全くない
という2つの理由から、常に英語を使わなければならない環境で自分の語学力を高めたいと思い、留学することうを決意した。
「留学準備で苦労したこと、工夫したことは何ですか?」
○苦労
大学の制度を使った留学ではなかったので、説明会への参加や申込みの手間があった。
○工夫
実際にそこの語学学校に通った人から、学校の様子や学習内容など話を聞いた。
「留学中に苦労したこと、工夫したことは何ですか?」
○苦労
語学学校への留学だったため、様々な国籍の生徒がいた。英語が母国語でない人たちと、英語を通してコミュニケーションを取るのが難しかった。
○工夫
日本からの留学生もいたが、少しでも日本語を使わない生活をするために日本人と一緒にいる場面を極力作らないようにした。
「留学前に不安だったことは?また、実際に留学に行ったら、どうでしたか?」
留学に対しての不安はあまりなかった。
「留学で得たものは何ですか?」
3か月という比較的短い期間の留学だったので、自分の語学力が飛躍的に伸びたというわけではない。しかし、常に英語を聞いて生活する中で「英語を聞く」ことに関しては、耳が慣れてきたと感じた。
また、これからの時代は英語を母国語としない人たちとも英語を介して仕事をしたり、コミュニケーションとったりすることが求められる。そういった意味においては、語学学校でできた様々な国の友人や、彼らの訛りやクセのある発音を聞いた経験も将来生きていると感じる。
「留学が帰国後のキャリアや人生にどう影響しましたか?」
学校の教員になることが学生時代に持っていた将来の夢だった。しかし、留学後「英語を使って海外の人たちとつながる仕事がしたい」という思いが生まれた。なので、就職活動をしてヨーロッパ旅行の手配する会社に就職した。
その後、学生時代からの夢をかなえるために「英語を使ってコミュニケーションすることの楽しさを伝えたい」という思いをもって、中学校の教員となった。小学校での外国語活動必修化を実施するにあたって、小学校でも英語の授業が行われるようになり、現在は小学校の教員として働いている。
「今後留学を目指す学生へアドバイスをください」
時間と費用が許すなら、留学という経験は自分の大きな財産となると思います。
英語は、勉強して終わりというものではなく、学んだ英語を使って何かをするためのツールです。実際に海外の人たちと英語で話し、仲を深めたり、他国の文化や考え方を知ったりする経験は、日本だけではなかなかできないことです。
留学をして言葉の通じない国に行くということは、不安もあるかもしれませんが、それ以上に得るものは大きいと思います。
インタビュー実施日:2018/07/20
インタビューアーからのコメント
「印象に残った言葉」
自分がこのインタビューで印象に残った言葉は、英語は、勉強して終わりというものではなく、学んだ英語を使って何かをするためのツールだという言葉です。
「お話を聞いて、感じたこと、学んだこと」
信夫さんの話を聞いてまずはじめに思ったことは、誰もが留学において楽しいことだけではなく、苦労もその分ついてくるだということを感じました。しかし、その苦労を超えた先に自分自身の成長につながるものが得られることをしりました。また、印象に残った言葉に書いたように、英語は勉強して終わりというものではなく、その学んだことを最大限に活用して、自分の武器になるように努力することが大切なんだと改めて感じました。信夫さん
が自分の将来の夢を実現したように自分もいつか将来の夢が見つかったとき、その夢へ一歩でも近づけるように留学をしてみたいと思いました。
インタビューアー:小川 悠斗 (ライフデザイン学部人間環境デザイン学科 1学年)