インタビュー
挑戦をすること、そしてその経験を増やし、生かすこと
諸藤 優子氏
2018年2月20日 544ページビュー 3カ月以上 インドネシア その他「なぜ留学しようと思ったのですか?留学にいたる経緯は?」
バリ島の文化、習慣、人種に興味があり本能で渡航した。
「留学準備で苦労したこと、工夫したことは何ですか?」
インドネシア語の基礎を本とCDを使い独学で学んだ。
独学のため文法など理解できないことが多々あった。
日本人にありがちなWritingと readingはできるが、speakingができないという欠点を克服するため、ひたすら声にだして学ぶということに力を入れた。
「留学中に苦労したこと、工夫したことは何ですか?」
ホームステイを利用して滞在先のファミリーとの会話や現地の友人と話す時間を多く設けて、日本語に置き換えずに自然に言葉が出てくるよう努力した。
わからないことがあると日本語ができる現地の友人に都度質問をして、不明点をスルーしないよう心掛けた。
「留学前に不安だったことは?また、実際に留学に行ったら、どうでしたか?」
食生活が合うのか、衛生面が大丈夫か不安だったが、人間の身体というのはその場にあわせて柔軟に対応できるようになっているのか、スパイシーな食事もおいしく頂き、衛生面も生水を飲まない、生野菜を食べないなど当たり前のことを気を付けるだけで特にトラブルもなく過ごせた。
「留学で得たものは何ですか?」
将来につながる人脈と語学力。そしてバリ人と深くかかわり、現地のディープな生活を知り、観光では味わえないローカルなスポットも訪問できた。
「留学が帰国後のキャリアや人生にどう影響しましたか?」
バリ島やバリ人のことを奥深く知ることができ、地理や現地情報にも詳しくなりバリ島旅行リピーターには負けない知識を身につけることができバリ島専門旅行会社を起業しバリ島旅行を販売するのに大いに役に立っている。
「今後留学を目指す学生へアドバイスをください」
長い人生ですが、留学ができる時期やチャンスはわずかです。頭の中では留学とはどんなもので、留学したらこんな生活を送って、こうやって語学を学ぼうと色々想像しているかと思います。しかし実際に留学してみると想像と違うことが多々あります。
良かったこと、悪かったことどちらもあると思いますが、日本とは違う国できっと五感を刺激され新しい発見や出会いがたくさんあると思います。
文化や習慣の違いに戸惑うこともありますが、逆に滞在した国の生活が心地よく感じることもあるかもしれません。何よりも経験です。
今までの十数年の人生で経験したことがない新たなことにチャレンジしてみて自分の経験を増やして磨いてみてください。 進取果敢です。
留学先の国で何がしたい、何を学びたい、誰と関わりたいなど希望や目的があればモチベーションもあがると思います。
インタビュー実施日:2017/07/16
インタビューアーからのコメント
「印象に残った言葉」
学生へのアドバイスより、挑戦をすること、そしてその経験を増やし、生かすこと。
やはり留学に限らず、何でも”やってみる”ことが大事で、それを通じてこれらをどうするかよく考えること。その経験を生かすも殺すも自分次第。
まずは誰かに勧められたでもいい、自分で見つけたことでもいい何か新たな何かをしてみたいと思った。
「お話を聞いて、感じたこと、学んだこと」
バリ島に興味があって、何度も訪れるだけではなく、バリ島に観光へ行くだけではみることのできない一面や場所に訪れ、しかもそれが全て独学で始めたというのだからとても驚いた。そして企業をしたということも純粋にすごいと感じた。
印象に残ったことと同じになってしまうのだが、何事も挑戦してみることが大事であり、新しい知識を取り入れ、積極的に行動することも本当に大切だと改めて思った。留学に行くことができるのは限られた時間しかない。限られた時間と機会なので、もっと自発的に行動ができるようにしたい。
今は英語を標準言語として、小学校から英語の学習が始まっている。海外に行くのも昔よりは気軽に行けるようになり、英語を学ぶ場所や機会も増えているだろう。そもそも私は英語コミュニケーション学科なのでもっと留学や英語についてもっと興味を持つべきだと思う。この授業を通して今までよりも、留学について考えるようにはなったがもっと本気で考えるべきだった。大学を卒業し、就職する(今のところはそのつもりである)際にもその経験が生きてくるだろう。
将来のキャリア選択を含め、とても参考になるお話を聞くことができ、良い機会だった。
インタビューアー:疋田侑季乃(東洋大学)