インタビュー
出発前にどれだけ準備ができているかが留学生活をより充実させるカギ
谷嶋 麻衣子氏
2018年2月20日 586ページビュー 3カ月以上 カナダ 語学学校「なぜ留学しようと思ったのですか?留学にいたる経緯は?」
大学1年の夏にアジアでのボランティア(NGO Habitat for Humanity)での経験を経て、英語力を向上させたいと思ったのと自分自身を変えるきっかけを作りたいと思ったから。
「留学準備で苦労したこと、工夫したことは何ですか?」
留学に行くためにTOEFLの基準スコアをクリアしなければならなく、その対策の勉強が大変だった。また、4年間で卒業するために日本の大学の授業との調整が苦労した。
「留学中に苦労したこと、工夫したことは何ですか?」
カナダの大学には、色々な国の人がいて、それぞれの国によって生活の仕方や食文化が違い苦労した。例えば、中国の学生とレストランで食事をした際に、中国では、とにかくたくさん注文をしてお腹いっぱいになって残して帰るのが、いいらしいのだが、日本ではそれはもったいないと思うのが一般的であり、食事を残して終えることに慣れず苦労した。また、渡航した当初に生活のリズムや食環境に慣れずにストレスから体調を崩してしまって病院に行った際に、自分の症状を医者に上手く伝えられず、診察に時間を要してしまい、辛かった。その後、適切な処置をしていただけたので良かったが…
「留学前に不安だったことは?また、実際に留学に行ったら、どうでしたか?」
自分の英語力で生活できるのか不安だった。実際に行くと、買い物の際など苦労した。また試着をしたい時に上手く伝えることができずに苦労した。
また、ホームシックになるのではないかと心配だった。しかし、向こうで現地の学生や先生方や同じ留学生の方々と楽しむことができたので、ホームシックは大丈夫だった。
「留学で得たものは何ですか?」
留学先で出会った現地の学生や留学生の方たちととても仲良くなり大切な友人ができた。その方々とは、現在でも連絡を取り合っている。また、ホームステイでお世話になった家族とは自分にとって第二の家族であるような存在であり、そのような方々と出会えることができた。
また、異なった文化や価値観を理解する力を得た。
「留学が帰国後のキャリアや人生にどう影響しましたか?」
海外の方々と仕事をしたいと思うようになった。それが現在の仕事にも影響している。また、文化や宗教が異なる方々と抵抗なく付き合えるようになった。
「今後留学を目指す学生へアドバイスをください」
留学に行くかどうか迷っている方は是非挑戦してみてください。学校の授業や周りの環境、資金面などの障害もあると思います。しかし、それを乗り越えて、少し無理をしてでも行ってよかったと思える世界や得られることがあります。それと同時に、出発前にどれだけ準備ができているかが留学生活をより充実させるカギになります。準備とは、語学力や行く国の情報を調べるなどです。行った国で自分の国について説明できるかどうかということは非常に大切なことであり、必要不可欠です。また、「行ってから何とかなるかな?」と考えるのではなく、何をしたいのか目標や考えをはっきりとさせていくことも留学に行く際の必要不可欠な準備であると言えます。
インタビュー実施日:2017/07/19
インタビューアーからのコメント
「印象に残った言葉」
谷嶋さんのお話の中で、留学中も大事であるが、留学前も非常に重要であるということが印象に残った。やはり、留学というのは旅行ではないので、何かはっきりとした目標を心の中で決めていかなければならない。谷嶋さんも仕事上留学に行って何かを得て帰ってこられなかった学生を見てきたので、今後留学に行く生徒には、改めて強調して伝えたいことであるとおっしゃっていた。自分も今後長期留学も目指しているのでとても参考になるお話を聞くことができた。
「お話を聞いて、感じたこと、学んだこと」
今回のインタビューで、留学中の苦労の話も数多く聞いたが、矢島さんが強調していたことは、それを乗り越える力も留学では身につけることができ、それが留学のいいところであるという点であり、今後のキャリア形成での利点になるということを学ぶことができた。また、留学前の苦労したことでTOEFLのスコアとおっしゃっていたが、それは、現在の自分も同じであるので、当時の勉強法などアドバイスを受けることもできたので良かった。
インタビューアー:瓜生 遼馬(東洋大学)