インタビュー
世界がご近所のように近くなった
相澤昌子氏
2018年2月20日 365ページビュー 6カ月以上 大学 韓国「なぜ留学しようと思ったのですか?留学にいたる経緯は?」
韓国が日本と深い関係にあると思ったので、韓国語を学びたいと思ったから。
「留学準備で苦労したこと、工夫したことは何ですか?」
苦労したことは、自分で働いて留学するためのお金を貯めたこと。工夫したことは、留学に行く前から自学自習をして韓国語のカナタラは読めるようにしておいた事。
「留学中に苦労したこと、工夫したことは何ですか?」
韓国人が話す言葉は、文法や本に載っていない言葉が多くて苦労した。そして、韓国人は自分の意見をはっきり言うので、自分があいまいな言い方をすると済まされなかったので大変だった。工夫したことは、できるだけ外の人と話して、実践をすること。
「留学前に不安だったことは?また、実際に留学に行ったら、どうでしたか?」
留学前は、食べ物や住む環境のことが不安だったが、実際には、食べ物もさほど日本と変わらなかった。しかし、韓国の習慣や文化、考え方は日本との違いを感じた。
「留学で得たものは何ですか?」
日本を出ることで、日本中心ではない考え方が出来るようになった。グローバルな視点で物事を考えるようになった。
「留学が帰国後のキャリアや人生にどう影響しましたか?」
日本を出て外国に行ってみてはじめて、日本のすごさに気づいた。また、日本の良いところも悪いところもよく分かった。世界がご近所のように近く(狭く)なった。
「今後留学を目指す学生へアドバイスをください」
留学する国についてよく調べてから行くと良い。心配事が無いように、よく準備をしておくことが大事。
インタビュー実施日:2017/07/20
インタビューアーからのコメント
「印象に残った言葉」
「世界がご近所のように近くなった」という言葉が印象的でした。実際に留学に行った人でないと言えない言葉だと思ったからです。
「お話を聞いて、感じたこと、学んだこと」
今まで、母から留学の話をほとんど聞いた事が無かったので、とてもいい機会になりました。そして、もっと具体的に聞いてみたいことが増えました。留学のすすめの授業で、ゲストスピーカーの方がおっしゃっていた事と共通する事を、やはり母も言っていたので、自分の身内から話を聞くことで、改めて、留学することでたくさん得るものがあるという事を学びました。
留学をすれば自然に語学力がつくという事は無く、留学中に、本当に努力して積極的に話すようにしないと語学は身につかないということを学びました。
そもそも留学する目的がはっきりしていなければ、留学も無駄な時間になってしまうのではないかと思うので、なぜ留学したいのか、本当に自分のやりたいことは留学することでしかできない事なのかを考えていきたいです。「留学に行く前と後で、どのように考え方が変わったか」についての話はとても参考になりました。留学に行く前に母が考えていたことが、私も留学に行くことになったら考えそうなことだったからです。留学は「手段」だと何回も授業の中で言われて、まだはっきりと留学先やどんな留学をするのか考えていない私にとっては耳が痛い話で、そこまで言われると、面倒くさいから考えることをやめたくなってしまっています。しかし、それではいつまでたっても成長できないこともよくわかっているので、今まで逃げてきた、「面倒くさいけど、絶対に自分のためになること」に向き合って、今の自分より一回り成長できる大学生活にしたいと決意しました。
インタビューアー:相澤菜陽 (東洋大学)