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Inter-generational Knowledge Transfer

インタビュー

決めたら迷わず行動に移す!置手紙とは?

E.S氏

2016年11月11日  470ページビュー
3年以上   中国   大学  

【インタビューゲスト】 E.Sさん
          (総合商社)

大学時代に中国へ3年間留学し、その留学経験を今の職場でも活かしている柴田さんに留学について伺いました。

 
Q:なぜ留学先に中国を選んだのですか?また、何を学んだのですか?
ずっといままでは英米圏、ニューヨークに行こうと思ってたんですけど、周りがみんなそっちに行きだしたら、つまらなくなって、人と違うことがしたい――英語はすきだったけど、中国語の先生がすごくいい人でその人と話したいんだけど話せない…この人と話せるようになりたいと思い中国に行くことを決めました。また、中国の天津中医薬大学で、言語や文学を中心に学びました。
 
Q:留学することについて、親の反対はなかったのですか?
もちろん反対でした。「絶対、ダメ」と言われました。一人っ子だったので…
だから私は置手紙をして…「もういきます」って(笑) 行き先も書かずに…(笑)
少したってからここにいるよって連絡しましたね。探されるのがいやだったから、3ヶ月くらいは連絡しなかったです。
 
Q:留学後に留学の経験がどう活かされていますか?
 私は留学経験後、困ってる人を見たら、積極的に助けてあげるようになりました。
また、国籍ではなく、ひとりの人間として人を見るようになることが出来ました。あとは、留学中の出来事なのですけど、反日デモ中にタクシーに乗ってしまい、日本人だから、降ろされるかなと思ったのですが、逆に激励を受け、感激しました。
 
Q:留学へかかる費用はどうしましたか?
この問題は私に聞かないほうが良いかもしれませんね。
なぜなら、私は学費を一円も払ってないからです。最初はもちろん払う気でいたのですが、学費、食費…すべての費用を結果的にホストファミリーの人が娘として扱ってくれて、結果的に遊び以外の費用は何も出してないんです。私は洋服とかも日本に帰る時に大量に持っていくかんじだったのですけど、休みの日になると、向こうのお母さんが「洋服は欲しいでしょ?買いに行く?」みたいになるんです。だけど、私はやっぱり買わせたくないので、買わないんですけど、買わないと向こうはこっちの普段着ている洋服を見て、好きなのを知ってるから、買ってきてくれたり…参考にならないですね。だから今、それをどうやって返すかを考えています。
 
Q:留学するのはどの時期がベストですか?
 私は大学三年生から三年間留学したんですけど、私学留学でした。やっぱり時期的には、若ければ若いほどがいいですね。普通なら大学二年生から留学に行くと思うんですけど、期間的には最低一年以上は行ったほうが良いですね。数ヶ月では、本当に意味がないですね。遊んでいるだけになってしまうので、出来れば一人で行ったほうが良いです。
友達といたら友達同士で固まってしまうので…生活の9割が他言語で、1割が母国語がいいと思います。

インタビュー実施日:2016/05/23

インタビューアーからのコメント

インタビューしてみて、柴田さんは思ったことを確実に行動に移す人だなと思いました。留学の費用が結果的に1円もかからなかったことや、置手紙だけで留学してしまったことなどは、他に例をみない特別な留学経験だと思います。それに関してはあまり参考にならないですが、しかし彼女の行動力や考え方や人間性はとても参考になりました。やはり人柄にすごく惹かれるものがありました。話していて、考え方が斬新でとても参考になりました。またインタビューの時などの細かいところまでの気遣いがすごく驚きました。彼女みたいな人物になりたいなと思いました。柴田さんインタビューさせていただいてありがとうございました!

インタビューアー:中村 駿(東洋大学文学部英米文学科3年)
留学は自分の人生観、キャリア観が大きく変わる貴重な経験です。
京都大学 大学院総合生存学館(思修館)准教授
関山 健 氏
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