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Invitation to Study Abroad

Disseminating the Impact of Study Abroad
Inter-generational Knowledge Transfer

インタビュー

ずっと夢であった海外生活を通じて「アウトバウンド」を手助けしている留学カウンセラー

町 清香氏

2016年11月11日  389ページビュー
1年以上   アメリカ合衆国   インターンシップ  

【インタビューゲスト】 町 清香 さん
(成功する留学 東京留学課 留学カウンセラー ブリティッシュ・カウンシル資格取得カウンセラー)

多くの学生の留学の手配・サポートの仕事をしている町清香さんに、8年前のアメリカのフロリダ州にあるテーマパークでの13ヶ月間のインターンシップについて、またこの仕事に就くまでの経緯についてお話を伺いました。
  

(学生)–なぜアメリカフロリダ州のテーマパークにインターンシップしようと思ったのですか?
 中学、高校とキリスト教の英語教育に力を入れている学校だったので、当時にしてはかなり早い段階から海外に興味を持っていました。それもあり、「留学する」と決めたのは中学校に入ってすぐの時期でした。
短期大学に入って、イギリスに行ったのが私にとって初めての留学でした。それから大学に編入し、交換留学を目指そうと思った際に、留学制度が全額自己負担に変わってしまったんです。親にも諦めるように言われ、行きたいと思いながらも結構な月日が経っていました。費用の問題もあったので、途中で諦めた時期もありました。そして、そのまま大学職員として働き、交換留学から帰国した学生のケアをする機会もありました。そこで1人の学生と出会って、アメリカでのインターンシップの存在を知りました。なので、留学の夢が叶ったのは25歳の時ですね。
 
(学生)–「海外体験中に起こった事件」として、「マネージャーとケンカ」書かれているのですが、どのようなことがあったのですか?

アメリカでのインターンシッププログラムを半分終えた時点でフロアキャプテンという仕事に就きました。全フロアの進行管理や新人トレーニングをマネージャーの管理下で行う業務だったのですが、Guestサービスについてお互いのサービスに対する意識が食い違ったためマネージャーと白熱した口論をしてしまったのです。日本だと上司の言うとおりに部下が動くというのが一般的ですが、アメリカでは自分の意見を伝えることも仕事の中で非常に重要です。私も現場のスタッフとマネージャーの間にいる中間管理職みたいな役割だったので下の意見を吸い取り、上司に伝える。もちろんその逆もありました。
私の13ヶ月のアメリカ滞在は、机に座って勉強するわけではなく、世界でトップクラスのサービスを提供する某有名テーマパークということもあり、立ち振る舞い・言葉遣い・ゲストサービスすべてにおいて一流を求められました。こんな過酷なプログラムに何で参加したのだろう?と思うこともありましたが、アメリカ滞在によって、自分の殻を破り新しい自分になれたと思っています!
 
(学生)–アメリカへインターンシップをしてからこのお仕事に就くまでの経緯を教えてください。

帰ってきてからは、まず実家の高知県にいました。東京で働くことと出版の仕事に就くということは決めていたので、働きながら就職活動をしていました。けれど、面接の連絡を頂いてもすぐに東京に行けないということもあったので、帰ってきてから三ヶ月くらいで仕事を辞めて東京に行きましたね。東京に来て、ひとまず今とは違う仕事に就きました。けれどそれが自分にすごく合わなくて、なぜこの仕事に就いたのだろうと思いましたね。退職してから八ヶ月くらい悩んだ時期がありました。そしてそろそろ地元へ戻るか、どうしようかと思っていました。そんな時にネットサーフィングをしていたら、偶然この仕事のホームページにとんで、留学の手配のアシスタントのアルバイトを募集していました。そして気がつけば正社員になりカウンセラーとして働いて六年がたっていたという感じです。縁があったのかなと思います。なので、私は帰国してからの就職活動はそんなにうまくいってないですね。一年以上苦しみました。
 
(学生)–では、インターンシップや就職活動の中で落ち込んだりした時やターニングポイントを教えてください。

私はすべて人との出会いが貴重でした。どん底のときに、助けてくれる存在というか「そんなことたいしたことじゃないよ」という風に言ってもらえる人生経験豊かな方との出会いが多かったです。「今そんな悩みで苦しむことができるってありがたいじゃん、どん底まで行ったなら次は上しかないよ」と言ってくれる人がいましたね。自分は追い詰められているのだと考えていたけれど、そんなたいしたことじゃなかったのかなと発想の転換をさせてくれる人が周りに多かったです。アメリカから帰ってきてからもそうでした。人との縁で今に至るという感じです。

インタビュー実施日:2016/06/06

インタビューアーからのコメント

●印象に残った言葉
・英語は語学力だけではなくて、コミュニケーション力や目を見て話すことが一番大事。
●お話を聞いて、感じたこと、学んだこと。今の自分と繋げて、思うこと。
留学をしていた中で落ち込んだり、つまづいたりしても諦めず前向きな発言ばかりの町さんに対してかっこいいなと強く感じました。自分は壁にぶつかっても諦めずに立ち向かっていたかどうか不安になりました。
大学生になったこれからは、どんなことにも前向きに考え、行動していきたいです

インタビューアー:阪井莉恵(東洋大学国際地域学部国際地域学科1年)
留学は自分の人生観、キャリア観が大きく変わる貴重な経験です。
京都大学 大学院総合生存学館(思修館)准教授
関山 健 氏
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