留学のすすめ.jp

Invitation to Study Abroad

Disseminating the Impact of Study Abroad
Inter-generational Knowledge Transfer

インタビュー

日本の多様性を豊かにし、より面白い国にしようと奔走する若き社長

のび太さん(本名:王子翼さん)氏

2016年8月31日  1,092ページビュー
カナダ  

【インタビューゲスト】のび太さん(本名:王子翼さん)

株式会社「NOBITA」を設立し、海外就職や留学に関する情報をWebや書籍を通し発信しているのび太さんの、企業のきっかけとなった留学の出来事に迫る。
 
留学を決めたきっかけは…美女!?
 のび太さんが留学を決めたのは大学2年生のとき。なんとその時に英語の授業を担当していたカナダ人女性が美人だったことが留学を志すきっかけになったという。「その先生がたまたまバンクーバー出身であったことから、“バンクーバー=美人の多いところ”だとアホな勘違いをし、美人のお姉さんにたちに会いたかったため、バンクーバーに行くことを決めた。」とのび太さんは自身のブログで語っており、当時は起業の道など全然意識していなかったようだ。
 
留学先で運命の出会い
 留学したバンクーバーでの生活は楽しいことばかりではなかったそうだ。雨が多い気候に困らされたり、盗難にあったりなどの苦難があり、留学時は早く日本に帰りたかったという。そのような思いを募らせ卒業間近の10月に差し掛かった時、彼は運命の出会いを果たした。当時同じクラスになった韓国人女性にベタ惚れしたというのだ。のび太さんは元々、恋愛を進んでするような人ではなかったらしいのだが(現在でも自身を「恋愛ド素人」と称す)、この時は自ら猛アタックし最終的には告白もし付き合うことができたという。
 この時、のび太さんは運命の韓国人女性と少しでも同じ国にいたいがためにバンクーバーで仕事を探し、マーケティング会社で働くことに。この頃からWebの勉強を始め、ブログ「がんばれ!のび太!」を始める。これが現在、海外就職や留学等の情報を発信する今のブログにつながるのである。
 
帰国後…。
 日本に帰国後、のび太さんは日本とカナダの多様性の違いを感じ、戦慄したという。
「カナダは移民国家として有名です。インド人、中国人、韓国人など、本当に様々な国籍の人たちがいました。いや~、新鮮でしたね。人々の多様性こそが日本とカナダの一番の違いだったように思います。だから日本に帰ってきたときは少しガッカリしましたね。『日本はゼンゼン多様性がないよなぁ~』って思いました。(中略)もっと色んな国の人たちがカナダみたいに生活している方が単純に面白くなるんじゃないかなと感じたんです。」
自身の動画でのび太さんはこのような見解を述べていた。
そこで、自身の経験を活かし国際カップル・国際結婚を勧めていくことで、日本に海外の人が集まり、日本がより多様性を持てるのではと考え、株式会社「NOBITA」を立ち上げてWebの力で日本の国際化を進めることを決意したという。
 現在のび太さんはブログ・書籍を通し海外留学や海外就職、起業等の情報発信を行っている他、日本人のステレオタイプや国際結婚についての情報を自らが街頭でインタビューをしyoutubeにアップするなど、アクティブに活動している。

インタビューアーからのコメント

こうしてのび太さんの経歴を見てみると、やはりその行動力の凄さに驚かざるを得ない。現在の活動もそうなのであるが、楽観的に留学の決断をし、それを本当に実現してしまう所にも、行動力の高さを感じる。私などは留学に対しどうも堅く身構えてしまう節があったのだが、今回の話を通し、もっと勇気をだして留学に挑戦していこうと思った。
 また自分の歩んでいる道がどこに繋がっているかはわからないものだということも感じた。美人のお姉さんと会うつもりで赴いた留学が、日本の多様性について考える機会になったのだから、人生わからないものである。私は大学に入学して以来「今のままでいいのだろうか?」と悩むことが多かったのだが、これからは自分の今進んでいる道を信じ前に進んでいこうと思う。

インタビューアー:丹野隆幸 (東北大学 工学部 電気情報物理工学科 1年)
留学は自分の人生観、キャリア観が大きく変わる貴重な経験です。
京都大学 大学院総合生存学館(思修館)准教授
関山 健 氏
失敗は成功のもと
フードダイバーシティ株式会社
ヨコヤマ・アンド・カンパニー株式会社
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留学は行くべし
後藤 愛 氏
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美容室 Up to You / サロカリ代表 / 超超エリート株式会社 代表取締役
桑原淳 氏