インタビュー
MBA留学経験を経てさまざまなお仕事をしてきた野田大介さん
野田 大介氏
2015年9月16日 1,015ページビュー 2年以上 アメリカ合衆国 大学院(修士)【インタビューゲスト】 野田 大介 さん(株式会社Noble D(ノーブルディー) 代表取締役)
アメリカ旅行に行ったことがきっかけで、
MBA留学をしさまざまな経験をした野田大介さんにお話しをお伺いしました。
(学生)――留学に行こうと思ったきっかけを教えてください。
大学を卒業して勤めていた会社を辞め、教員免許を取るために夜間の大学に通っていました。そのまま就職したら時間もなくなるし、どうせならアメリカ旅行に行こうと思い行ってみたら、留学に行きたくなってMBA留学をしました。
(学生)――留学してみてどうでしたか。
留学は楽しかったし、自分が考えていた大学とはこれだ!と思った。外国にいたから特別何だということはないことが分かった。そして、自分はいかなる人間で何ができるかより何ができなか、身の丈がよくわかりました。アメリカではいいかげんさが受け入れられることもわかり、自分の特性をそのまま生かすようになった。
(学生)――留学をしているときに大変だったことは何ですか。
今から考えてみれば大変だったことは何もないけれど、当時は言葉がなかなか聞き取れなかったことです。
(学生)――留学中の日本人留学生との交流について教えてください。
日本人留学生は結構多かった。結果として良かったか悪かったかわからなけれど、一切付き合わなかった。しかしそのおかげで英語ができるようになったことと、アメリカの文化をよく知れた。バランスを取って日本人とも付き合えばよかったかなぁと思った。
(学生)――留学する前にしておいたほうがいいことはなんですか。
まずはその国の言葉。その国で「何か」をやりに行くわけだから、日常会話くらいはできるようにしておくこと。語学を勉強しに行くなら別だけれど、語学学校とかワンクッション入れようとか絶対思わないでそのまま入ったほうがいい。話すのは慣れ!最低でも言葉をやっておくことは、スタートダッシュが全然違う!そして、その国の文化をある程度勉強しておく。行ってみないとわからないけど知識として入れておくといい。あとはその国の人との共通の話題になりそうな趣味。これは圧倒的に有利。ルームメイトなど最初はなかなか輪に入りづらいけど趣味からどんどん友人の輪が広がる。この人たちのハートをつかむ!即座に話題にできるほうがいい。
(学生)――海外経験を経て今の仕事について教えてください。
今の仕事に対して特にこだわりはない。しかし、留学前は日本に帰ってきたら学校を作りたいというか、教育に携わりたいと思っていた。教員になるよりは大人の教員、つまり人をサポートをする仕事がしたいと思っていて今は、海外に行きたい人をサポートする仕事をしている。そして、いい加減に生きていくうちに自分のやりたいことに戻った。何もやっていなかったのに教育に携わる仕事に戻りたいと自然に思うようになった。いい加減になることで昔は無理をしていたけれど、「俺ってこんなやつ」と包み隠さなくなった。ずっと日本にいたら教育事業のことを考えたりするようなことにはならなかったと思う。この海外・留学経験から自分の原点に帰ってきた。
《インタビューを終えて》
●印象に残っているキーワード
・自分のことを包み隠さなくなった
・海外経験を経て自然と元に戻った
●お話を聞いて、感じたこと、学んだこと。今の自分と繋げて、思うこと。
私は野田さんのお話を聞いて、留学を行くきっかけは本当になんでもいいんだなと思いました。私は留学に行きたいと思ってますが、きっかけがないまま行っていいのだろうかと思っていました。しかし野田さんの「自分はいかなる人間で何ができるかより何ができなか、身の丈がよくわかりました。アメリカではいいかげんさが受け入れられることもわかり、自分の特性をそのまま生かすようになった。」この何ができないかがわかるようになったというのが、とても心に残っています。私も留学で自分のできないことに気付くことができればいいなと思いました。
インタビュー実施日:2015/07/08
インタビューアーからのコメント
私は今まで留学に対してあまり考えたことがなく、きっかけもないしどうしたらいいのかな、と思ってました。しかし、野田さんのお話を聞くことで留学に行こう!という思いが強くなりました。貴重なお話ありがとうございました。
インタビューアー:大田原 裕希