インタビュー
日本にはない世界がそこにある
大嶽 龍太郎氏
2015年7月29日 854ページビュー 4年以上 アメリカ合衆国 大学―大嶽龍太郎さん―
ウエスタンミシガン大学入学後クラーク大学へ編入し国際関係学部、国際政治学部卒業。
-留学は、ミシガン州とマサチューセッツ州に行かれたということですが。
大嶽さん-高校生のころ留学しようと思ったときに、当時住んでいた沼津の姉妹都市委員会にそのことを伝えたところカラマズーにある姉妹都市委員会の、大学の講師の方を紹介してもらいました。その方に身元引受人になってもらい留学することになりました。ウエスタンミシガン大学1年半勉強し、その後、もう少し小さい大学に行きたいと思いマサチューセッツ州ボストンにあるクラーク大学3年勉強し卒業しました。
-なぜ、留学したいと思ったのですか?
大嶽さん-中学生のとき父が外国人の友達を招いてパーティーを開いていました。そこで、いろんな方と接する中で、「海外に行きたい」「英語がしゃべれるようになりたい」と思うようになったからです。
-高校生から留学されたということですが、試験は大変でしたか?
大嶽さん-TOEFLの試験がありました。日本にいるころ520点ぐらいとって、ウエスタンミシガン大学へ入りました。ウエスタンミシガン大学への入学事態はそこまで難しくはありませんでした。クラーク大学の編入にあたっては、大学を自分で調べて、TOEFLの試験を受けたりウエスタンミシガン大学での成績表や推薦文を準備したりしなければならず大変でした。
-留学中に、現在につながっている経験はありますか?
大嶽さん-夏休みに一か月フリーで使えるバスのパスを買って友達と全米をバスで旅行しました。
日本とは違うアメリカの広さを痛感できました。
また、いろんな国のいろんなバックグランドをもった人と話すことができたことも今の自分の財産になっています。特に20歳前後の物事を吸収しやすい期間に行けたことは本当によかったです。そこでできた友達とは今でもFacebookでつながっています。いろんな国のいろんなバックグランドをもった人と話すことができました。
-アメリカ文化のいいところって何だと思いますか?
大嶽さん-寛容でおおらかなところです。フロリダの友達の家におじゃましたときは、家を自由に使わせてくれたうえに、中古車まで買ってもらいました。そんな、人に対して寛容でおおらかなところはアメリカならではなのではないかと思いました。
-これから留学するかたにアドバイスはありますか?
大嶽さん-自分のバックグラウンドをちゃんと理解しておくことかな。アメリカに行って自分が全く日本のことを知らないことを痛感しました。地域のことや宗教、文化を、ちゃんと勉強したいたほうがいいと思います。
僕自身の失敗談がひとつあります。「数字の8」って、日本では末広がりで縁起がいいとされているけれど、その理由がきかれても答えられなくて。そのときたまたまいた、日本人の先輩に教えてもらって、少し恥をかいてしまいました。
インタビュー実施日:2015/07/05
インタビューアーからのコメント
留学生活が、今の大嶽さんにとって素晴らしい経験だったことが伝わってきて大陸横断の話や現地でできたお友達の話にはときどきしました。また、アメリカという多様な人種がいる地域に行く価値も再認識できました。
今回のインタビューで海外へ行くことにますます興味が湧きました。また、お話をきいて私も自身のバッグラウンドについて何も知らないことに気付いたので、海外に行くにあたり、日本人としての自分のバッグラウンドを見つめなおそうと思いました。
インタビューアー:小籔 夕未