留学のすすめ.jp

Invitation to Study Abroad

Disseminating the Impact of Study Abroad
Inter-generational Knowledge Transfer

インタビュー

人と人とのつながりで世界を変えていく

大田 絵梨氏

2015年7月27日  108ページビュー
4年以上   アメリカ合衆国   大学  

高校卒業後アメリカの大学に入学し、在学中にはインターンシップなどを経験された大田絵梨さんに留学前から現在にいたるまでのお話を伺いました。

(学生)–高校生の時に修学旅行で初めてアメリカへ行き、その後アメリカの大学に入学したのはどうしてですか?

修学旅行でアメリカのオレゴン州に2週間行きました。英語はほとんどしゃべれなかったのですがジェスチャーや片言の英語で一生懸命自分の意思を伝えました。その時のホームステイ先のホストファミリーが私の伝えたいことを理解しようとしてくれたのがとても印象的だったのでまたこの国に戻って、学びたいと思ったからでした。このときは大学でホテル業について学びたいと思っていました。

(学生)–実際に大学生になってアメリカに行って学んだことはなんですか?

海外に行くと自分の考える限界が本当の限界ではないことに気がつきます。それは周囲の環境が違うことにより、日本にいるときと違う自分になれるからだと思います。例えば日本にいたときはほとんど本を読まなかったのですが、大学入学後は人が変わったかのように毎日必死になって予習復習のために教科書を読みまくっていました。

あとは学校や周囲の対応の違いです。英語がわからないからといって授業を聞かなかったりできないことには挑戦しなかったりするとどんどん孤立していきます。ですがどんなことにも果敢に挑戦し、わからないことはオフィスアワーに行ったり友人に聞いたり、チューター制度を利用することで自分を助けてくれる人が増えます。それは大学に入学して最初の試験で落第点を取ってしまったときに感じたことでした。そこからたくさんの人に助けられながら、落第点を取った授業はAを取ることで終えることが出来ました。

(学生)–なぜ今の会社に就職することになったのですか?

大学時代にとても面白い先生と出会ってその先生が情報システムやITサービスなどを教えていたために興味を持ったのが始まりです。そして就職活動の前年に同時多発テロが起こり、アメリカ国内の就職は厳しいと言われていたので日本の企業にもエントリーしていました。そのときに唯一内定がもらえたのが前社の日本の通信系会社でした。

しかしこのとき配属されたのは当時経営難だった日産の立て直しを担っているプロジェクトチームでした。そしてご縁をもらい2006年から日産自動車株式会社で働いています。

インタビュー実施日:2015/07/07

インタビューアーからのコメント

インタビューを通して以前までは留学すると就職に少し影響が出るのかと不安に思うこともありましたが、たとえ就職活動が遅れたとしてもそれに勝る価値あるものを体験してきた留学経験者のほうが有利なのだと改めて実感できたのでとてもよかったです。

インタビューアー:大谷 拓也
留学は自分の人生観、キャリア観が大きく変わる貴重な経験です。
京都大学 大学院総合生存学館(思修館)准教授
関山 健 氏
失敗は成功のもと
フードダイバーシティ株式会社
ヨコヤマ・アンド・カンパニー株式会社
横山 真也 氏
留学は行くべし
後藤 愛 氏
楽しかったこと、辛かったこと、全てが自分の糧になります
東洋大学国際学部国際地域学科教授
岡本郁子 氏
「青年の船」が人生の船出
一般社団法人 グローバル教育推進プロジェクト(GiFT)
鈴木大樹 氏
『世界一周して千人カット』美容師の桑原淳さんへインタビュー
美容室 Up to You / サロカリ代表 / 超超エリート株式会社 代表取締役
桑原淳 氏