インタビュー
自分で稼いだお金で留学することの大切さ
黒岩ゆい氏
2021年8月3日 1,477ページビュー 3カ月以上 アメリカ合衆国 オーストラリア 語学学校【留学体験の概要】
留学した時期・期間:①高校2年生の夏に1ヶ月 ②大学2年生の冬に2ヶ月 計3ヶ月
留学先(国、学校名):①アメリカ、シカゴ、セイントノーバード大学 ②オーストラリア、バイロンベイ、バイロンベイ語学学校
学習内容:語学留学
【インタビュー相手にとっての留学意義】
「なぜ留学しようと思ったのですか?留学にいたる経緯は?」
- 留学が楽しそうだと思ったからです。自分の英語力が通用するか試してみたかったということもありました。
- 1度目の留学で自分の英語力が通用しないことがわかり、ショックを受けたので再チャレンジしようと思い、留学を決めました。
「留学準備で苦労したこと、工夫したことは何ですか?」
2度目の留学では全額実費で行ったので、費用を稼ぐことが大変でした。100万円貯めるということを目標に週7日ラーメン屋と野球場でのバイトを掛け持ちして稼ぎました。
「留学前に不安だったことは?また、実際に留学に行ったら、どうでしたか?」
2度目の留学では最低限の保険にしか入っていなかったので病気にかかること、ホームシックになること、日本人が少ない語学学校を選んだので自分の英語が通用するかが不安でした。ですが実際は病気にもかからず、ホームシックにもなりませんでした。文法が一番自信あったのですが、留学先の授業はディベート中心だったので書けはするけど話せないということがショックでした。
「留学中に苦労したこと、工夫したことは何ですか?」
苦労→現地の方々の話すスピードがとても速く、聞き取ることに苦労しました。2度目の留学では貯めた100万円で行くため、費用をなるべく抑えようと思い現地でSIMカードを買ったりWi-Fiを借りたりしなかったので携帯が使えなかったことがとても不便でした。道に迷った時は通りすがりの現地の人に話しかけたりして乗り切りました。
工夫→せっかくの留学で日本人と話していたらもったいないので日本人と話さないことを意識していました。寮生活だったのですが、1人部屋と2人部屋が選べたのであえて2人部屋を選択し同じ部屋になった子と英語で話せるようにしました。
「留学先ではどんな一日を過ごしていましたか?また、現地の学生とどんな交流をしていましたか?」
留学先では日本の学校と同じような普通の学校生活を送っていました。文法などを学ぶのではなく、ディベート中心の授業でした。2回の留学どちらも午前中で授業が終わり、午後はフリータイムだったので、ショッピングや現地の学生とサーフィンをしたりしていました。留学生向けのプログラムだったので休みの日もイベントがあったりしたので楽しく過ごしていました。
「留学先での文化の違いを感じた出来事があれば教えてください」
食の違いを一番に感じました。日本では主食副菜汁物とかがあったりしますが、オーストラリアではお肉だけなどだったので体重がとても増えました。あとは消極的であったり遠慮していたりすると置いていかれるということを感じました。積極的に自ら発言していく必要を感じました。
「留学で得たもの(メリットなど)は何だと思いますか?」
メリットしかありませんでした。沢山ありますが、日本で勉強しているだけでは通用しないのだなということがわかったことが大きかったです。
「留学が帰国後のキャリアや人生にどう影響しましたか?」
英語の勉強方法を変えました。留学前は文法の勉強など座学中心の勉強をしていましたが、留学後は英語話者と会話できるようなアプリを入れて話したり、映像を見て自分の意見を言う練習をしたりするようになりました。
「今後留学を目指す学生へアドバイスをください」
自分で稼いだお金で行くべきだと思います。自分で稼いだからこそ留学先で1分1秒無駄にできないし、やっと行けるという思いがあることは大事だと思います。なので留学を目指すのであれば多少は自分で稼いだお金で行くだけでもあれだけ頑張って稼いだのだからと思い留学先で無駄な時間を過ごすことはないと思います。
インタビュー実施日:2020/11/27
インタビューアーからのコメント
「印象に残った言葉」
印象に残った言葉は「自分で稼いだお金で行くべき」という言葉です。2度目の留学に行く際に費用を稼ぐため週7日バイトして月16万円稼いでいたというので本当にとても驚きました。私もバイトをしていますが、大学生とバイトの両立は思っていたよりも難しく、多くても週4日で月8万円が最高です。なのでほぼ毎日バイトをして100万円貯め切った先生は本当にすごいし、先生からは絶対に留学したいという強い意志を感じられました。
「お話を聞いて、感じたこと、学んだこと、今後行いたいこと」
私も自分のお金で短期留学しようと考えているので、先生のお話はとても参考になりました。本気で行きたいと考える人はここまでしていくのだなということがわかり、自分も頑張ろうと強く思いました。また、日本で座学の勉強しているだけでは通用しないということがわかったということを聞き、私も文法の勉強の他にもオンライン英会話などを活用し、アウトプットする勉強方法を取り入れていこうと思いました。私は大学生のうちに絶対留学したいという思いがあるので先生のように勉強はもちろんバイトもこれから頑張っていこうと思いましたし、先生と話したことで気合いが入りました。
インタビューアー:荒木紗里衣(文学部 英米文学科 1学年)