インタビュー
大学生だからこそたくさんの失敗を経験すること。
櫻井文子氏
2020年10月20日 356ページビュー 3カ月以上 カナダ 語学学校
「なぜ留学しようと思ったのですか?留学にいたる経緯は?」
今まで海外に行ったことがなかったので海外に行って生活してみたいと思っていたから。また長期休暇など時間がある大学生のうちに留学を経験してみたかったから。
「留学準備で苦労したこと、工夫したことは何ですか?」
・苦労
金銭面で留学資金をためるのに苦労した。一日一万円の塾のバイトで貯めた。
・工夫
日本といえばこれというものを持って行った。
例えばカレーのルウや納豆。折り紙(現地の小学生に折り紙を教えた。)
浴衣(結婚式に呼ばれたときに着て好評だった。)
漢字がプリントされたTシャツ。
「留学中に苦労したこと、工夫したことは何ですか?」
・苦労
日本=寿司だと思われていた。しかし寿司は作れなかったので代わりにちらし寿司を作ったところ不評であった。
ホームステイ先のホストマザーが朝ごはん作らない人だったので仕方なく自分で自炊した。
当時の日本にはない、進んだもの(電動缶切り、自動生ごみ処理機)の使い方がわからなかった。
ホストファミリーがお風呂に入らないからバスタブは1週間に1回であった。
・工夫
日本人とは極力話さず現地の学生と多く話すように心がけていた。
「留学前に不安だったことは?また、実際に留学に行ったら、どうでしたか?」
ちゃんと意思疎通ができるか、仲良くなれるか不安だった。
実際に行ってみるとつたない英語でも相手は理解してくれた。たくさんの外国人の友人ができた。
「留学で得たものは何ですか?」
短い期間だったのでスピーキングは大きな進歩はなかったものの英語の聞き取りに関しては耳が慣れ、どのようなことについて話しているのかが聞き取れるようになった。
カナダ人は何事にもアクティブで日々いろいろなことに挑戦していた。彼らと一緒に暮らしていたおかげでそのような大胆さ、行動力やチャレンジ精神を得ることができた。
「留学が帰国後のキャリアや人生にどう影響しましたか?」
全く知らない環境。ゼロからのスタートを経験することで何事にも動じない度胸を得た。
「今後留学を目指す学生へアドバイスをください」
留学を通じて異なる文化、背景を持つたくさんの人々と出会うことによって自分自身と世界を知ることができる。ゼロからのスタートをするという挑戦を経験している人はたくさんの失敗をしている。だから失敗を経験したことがない人は挑戦していないのと同じ。大学生だからこそたくさんの失敗を経験することが大切。
だからこそ勇気をもって挑戦してほしい。留学は挑戦するに値する価値があるのだから。
インタビュー実施日:2019/07/25
インタビューアーからのコメント
「印象に残った言葉」
印象に残った言葉は「大学生だからこそたくさんの失敗を経験すること」です。
日本で生活しているうえでは学びのある失敗というものにあまり関わりがないと思います。海外だからこそ一つの失敗からよりたくさんの学びを得ることができ、その分成長のスピードもとても速いのだと思います。時間のなくなる社会人になる前にたくさんの学びある失敗を積んで深みのある人間になれるようになりたいです。
「お話を聞いて、感じたこと、学んだこと」
留学に行けば英語が話せるようになるわけではなく、3か月ぐらいであれば耳が開き英語が聞き取れるようになるとのことだったので、半年、1年間留学に行ったらどれだけ成長することができるのかとても気になりました。また、ただ行くのではなく、自国のことや留学先のことを調べていくことがとても大切であることを学びました。日本とは全く異なる環境での生活。時間も場所も人も違ったゼロからのスタートを私も経験し、今の私に足りない行動力や大胆さを得たいと思います。今回のインタビューは留学について一対一でじっくり話を聞くことができたいい機会になりました。
私はカンボジアに10日間しか行ったことがないので、もっと長く、たくさんの国を見てみたくなりました。お話を聞いていて本当に海外が面白そうな場所であることが伝わってきました。ゲストスピーカーの皆さんも楽しそうに体験を語ってくれていました。早く行きたい。その思いを現実にするためにも大学生の時間のある夏休みを利用して英語の学習をして少しでも情報の処理能力を向上させることができるように頑張りたいと思います。
インタビューアー:櫻井勇己(経営学部 マーケティング学科 2学年)