留学のすすめ.jp

Invitation to Study Abroad

Disseminating the Impact of Study Abroad
Inter-generational Knowledge Transfer

インタビュー

留学はみんなのイメージのようなキラキラしたものでは実際ない。

渡辺春菜氏

2020年10月20日  19ページビュー
6カ月以上   アメリカ合衆国   大学  

「なぜ留学しようと思ったのですか?留学にいたる経緯は?」

高校生のときにクラスにタイからの留学生がきて仲良くなったことをきっかけに留学に興味を持ち始めたが、高校時代は部活や大学受験勉強で忙しくタイミングがなかった。

大学生になったら絶対に留学しようと決めており、ゆっくりしているとタイミングを逃すと思ったので、早めのうちに留学することを決めた。留学を通して語学の上達はもちろんだが様々な国の人と交流したいと思い、様々な国の人が生活するNew Yorkにした。

 

「留学準備で苦労したこと、工夫したことは何ですか?」

VISAの申請は時間がかかった。だが特に苦労したことはない。海外で生活をしたことがなかったのでイメージを沸かせるために、New Yorkに留学経験のある知り合いに、現地の様子や持って行った方が良いことなどを聞いた。

 

「留学中に苦労したこと、工夫したことは何ですか?」

苦労したことはたくさんある。まずは圧倒的にコミュニケーションが取れないことだ。留学に来た当初は相手の言っていることが早すぎて聞き取れなく、聞き取れたとしてもどうやって反応したらいいか分からなかった。またガツガツ言っていいのか、個人の意見を尊重するべきなのか分からず、とにかく孤独な時間が多かった。

あとは言葉や文化が違うからどうしても100%理解するということができず、どこか煮え切らない思いをした。工夫した点は相手がわかるまで話すということと、分かるまで聞くということだ。グループの話だと自分の意見がなかなか言えないので、一対一や少人数で話すようにした。

あとはどんな人とも話せるような会話の内容をあらかじめつくったり(食べ物、文化、髪の毛の色etc.)、自分でも英語の勉強をした。

 

「留学前に不安だったことは?また、実際に留学に行ったら、どうでしたか?」

自分が生活する家についてはとても不安だった。New Yorkはビジネスの一環としてホストマザーをしている人が多く、よくない噂を聞いたからだ。でも実際は私のホストマザーはとても優しくて面白い人で私の誕生日には手作りのケーキを作ってくれたり、休みの日にはキャンプに連れて行ってくれた。

ほかには治安が不安だったが、New Yorkは一大観光地なのでしっかりと警備されていて100%安全とは言えないが、東京と同じくらいの治安だなと思った。

 

「留学で得たものは何ですか?」

1つは自分の英語のレベルを知れたことだ。英語の知識を持っていることと話せることは違うのだと感じた。日本にいた時は少し英語が喋れていたし、先生ともコミュニケーションが取れていたので多少の自信があったが、異国の地でネイティブを目の前にするとこんなにも喋れないものかと思うほど言葉が出てこなくなった。自分の英語力はまだまだと感じたとともに、もっと勉強しなければと思った。

2つ目は多文化理解だ。多文化理解というよりは1人1人を尊重することだ。New Yorkはmelting potと呼ばれるように本当に多くの人がいる。単に肌の色だけでなく、宗教の違う人や、タトゥーが全身に入っている人、LGBTQ+、ほぼ半裸な人、エビを手にもって歩いている人、走る電車の中で歌を歌う人、ホームレスなど本当にカオスだった。でも誰もそれらの人々を批判しないし(賛成しているわけでもないが…)相手を尊重していた。私もいろいろな人のことを偏見なしで見ることが大切だと学んだ。

 

「留学が帰国後のキャリアや人生にどう影響しましたか?」

自分の人生を自分で自由に決断して生きることが出来るようになった。

 

「今後留学を目指す学生へアドバイスをください」

留学はみんなのイメージのようなキラキラしたものでは実際ないけど、それでも自分の人生の中で貴重な時間になると思う。留学中は今以上にもっと英語を勉強しなければならないという覚悟と出発前にリスニングは徹底的に鍛えていったほうが良いと思う。あとは日本とは違う国にいくので、他人の目を気にせず自分の好きなように、やりたいことをやったほうが良いと思う。

インタビュー実施日:2019/07/20

インタビューアーからのコメント

「印象に残った言葉」
『留学はみんなのイメージのようなキラキラしたものでは実際ない』
留学と聞くとキラキラしたイメージを持っている人が多いし、自分もそういったイメージを強く持っていたため、渡辺さんのこの一言はすごく現実的で、印象に残った。

「お話を聞いて、感じたこと、学んだこと」
やはり自ら直接現地へ行き、ネイティブの人と交流をするというのは日本国内にいては経験することのできない貴重な体験なのだと感じた。しかしその背景には言語や文化の壁があり、留学は思っているよりも何倍も苦労するものだと思った。私は、来年の夏季に短期語学セミナーに参加したいと思っているので、今回渡邊さんのお話が聞けてとても勉強になった。
苦労もたくさんすると思うが、その分得るものも大きい。私も留学に行く前に国内で出来る勉強はしっかりとしてから留学に臨みたいと思う。

インタビューアー:森戸夏希(国際観光学部 国際観光学科 2学年)
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