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Invitation to Study Abroad

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Inter-generational Knowledge Transfer

インタビュー

英語が理解できないときは図面を描き、ジェスチャーで意思疎通を図った。

松井俊二氏

2020年10月20日  11ページビュー
3年以上   マレーシア  

 

「なぜ留学しようと思ったのですか?留学にいたる経緯は?」

マレーシアへ行く1年ほど前から火力発電所建設の計画をしていたが、2004年12月に工事を受注し、実際に建設することになった。自分が計画したものを具現化することに魅力を感じ、会社に志願し、赴任することに決めた。

 

「留学準備で苦労したこと、工夫したことは何ですか?」

仕事の準備に苦労した。

 

「留学中に苦労したこと、工夫したことは何ですか?」

仕事をする上での英語の能力が足りなかったことに苦労した。例えば、自席に自分専用の電話があったが、かかってくる電話はすべて私宛であり内容を理解できないことが多々あった。電話で解決できない問題は来ていただき、面と向かって打合せすることで対応した。お互いエンジニアだったので、内容を理解できないときは紙に図面を書くことで意思の疎通を図った。

 

「留学前に不安だったことは?また、実際に留学に行ったら、どうでしたか?」

初めての海外生活だったので現地での生活に慣れるのか不安だったが、実際は日本料理も食べることができて生活に支障はなく、仕事に打ち込むことができた。

 

「留学で得たものは何ですか?」

英語を使って仕事ができるようになった。また、外国人エンジニアとのつながりができた。

 

「留学が帰国後のキャリアや人生にどう影響しましたか?」

マレーシア勤務の経験を買われ、帰国後すぐにスリランカに2年半、その後アルジェリアに1年8か月勤務することになった。また、2017年からは前回建設した火力発電所の増設工事があり、前回の経験者として再度マレーシア勤務を行った。

 

「今後留学を目指す学生へアドバイスをください」

やはり事前の準備が必要だと考える。知らないフレーズ、知らない単語を何回聞いても内容が理解できるようになるのは難しい。今の日本では英語を学ぶツールは私が海外へ行く前の頃と比べて非常に充実していると感じる。これらのツールを取捨選択し、少しでも多くの時間を費やして自分の英語能力を引き上げる努力をしてほしい。

また日本を離れて海外で生活することは刺激的であり、楽しい思い出でいっぱいなので、若い人たちも私と同じような経験ができるように積極的に海外留学をしてほしい。

インタビュー実施日:2019/06/15

インタビューアーからのコメント

「印象に残った言葉」
「英語が理解できないときは図面を描き、ジェスチャーで意思疎通を図った。」という言葉が印象に残った。
 たとえ英語が通じなかったり、理解できなくても伝えたい、理解したいという思いが大切なのだなと感じた。

「お話を聞いて、感じたこと、学んだこと」
学生のうちに留学することと社会人になってから海外で仕事をすることに多少の差はあるのかもしれないが、最初の1年ほどは英語を使って仕事をすることが大変だったと仰っていたので、やはりただ留学に行くだけでは意味がなく、事前の準備が重要なのだと強く感じた。海外赴任する前は「海外に行けばなんとかなるだろう。」と思っていたようで、英語において特に準備をすることがなかったという。しかし1年経ってからようやく外国の方と一緒に仕事をしても支障がないレベルになったのだ。
私が考えている留学の期間は長くて1年である。だから今のままだと留学してやっと外国人と意思疎通することができるようになったという時期に日本へ帰らなければならない。会話という基礎が出来上がってからやっとコミュニケーション能力を高めることができるので、スタートが遅いとそれができずに終わってしまうのだ。
松井さんだけでなく授業でのゲストスピーカーの方もおっしゃっていたが、留学の目的はコミュニケーション能力を向上させることであり、英語力を伸ばすためのものではない。それは日本にいてもできることなのだ。
実際に生活することででしか体験できないことをして、様々な文化や習慣を知ることができるということが留学の醍醐味なのである。そのことを念頭に置いてこれから留学の準備をしていこうと感じた。

インタビューアー:松井水奈美(国際学部 国際地域学科 1学年)
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