留学のすすめ.jp

Invitation to Study Abroad

Disseminating the Impact of Study Abroad
Inter-generational Knowledge Transfer

インタビュー

将来に役立つからってなんだろう。

平澤杏佳氏

2020年10月19日  23ページビュー
4年以上   イタリア   大学  

「なぜ留学しようと思ったのですか?留学にいたる経緯は?」

高校時代は周囲に留学する子がいて、刺激をうけた。幼いころに海外に住んでいたことから海外への関心も高く、留学を決断。特に欧米文化やラテン系の国へ魅力を感じ、イタリアを留学先とした。

大学は高校時代に身に着けたイタリア語のスキル以外にもプラスαで関心があった美術についてより専門的な知識を得るため、イタリアの美術系の大学に進学。

 

「留学準備で苦労したこと、工夫したことは何ですか?」

高校の留学から帰国し、イタリアへの大学を決断してから、大学入学に必要な言語レベルの資格取得、ビザ申請を限られた期間に準備するのが大変だった。大学は美術系だったため現地での美術技術試験も受けなければならなかった。

 

「留学中に苦労したこと、工夫したことは何ですか?」

一番苦労したのは高校時代の留学。ホストファミリーとの関係や言語の習得などすべてが一からだったため苦労した。しかし高校時代にこれらの困難を乗り越えたからこそ、大学時代の留学において困難はあまり感じなかった。

私の行った大学では中国からの学生の数が多く、現地の言葉がほとんど分からない人が多かったため、アジア系=中国人=現地に馴染まないというイメージを払拭しようと授業での教授や生徒とのかかわりを大事にした。

イタリアでは口頭試験があり、教授の質問の意図を理解し回答すること、その試験の形式に慣れるまでが大変だった。勉強ができる友人に教わり、復習をした。また、自分の言葉で説明できるようになるにつれイタリア語も上達した。

 

「留学前に不安だったことは?また、実際に留学に行ったら、どうでしたか?」

大学時代は高校の頃の留学先と同じ地域で友人もいたため不安はなかった。言語面やコミュニケーションでも特に苦労することは無かった。

 

「留学で得たものは何ですか?」

私が利用した高校留学斡旋機関ではアメリカ留学がメジャーだったが、イタリアに留学したことでイタリア人の自分の文化に誇りをもって大切にする姿に刺激をうけ、イタリア独自の口頭試験からは言語に対する接し方、質問者の意図をくみ取る力、暗記だけではない学びの姿勢(疑問をもって学ぶ姿勢)、自分の人生においてプラスになる思考能力など言語以外の多くを学ぶことができた。

また、英語ではないその土地の言語を学んだことでその言葉でしかコミュニケーションをとれない方たちとの交流ができる素晴らしさを知った。(その土地にずっと暮らすご老人の話など)

 

「留学が帰国後のキャリアや人生にどう影響しましたか?」

大学の留学から帰国すると日本の就職活動時期とはずれていた。そのため現在の職場に直接連絡をとり、インターン活動から始まり、採用をしてもらった。

将来的には転職も視野に入れ、イタリア語のスキルをつかい、現職で得た知識・経験を活かしつつ海外に関わる仕事をしたい。

 

「今後留学を目指す学生へアドバイスをください」

留学をしている他の人と比較してその人を羨ましくおもったり、自分よりもきらきらしているなど考えたりせずに自分なりの留学を楽しんでほしい。

留学先の国になじみ、そこで友情を育み、心の底から楽しむことで素晴らしい留学になる。間違えを怖がらず話すことももちろんだが、指摘される雰囲気(ミスを日常的に指摘しやすい雰囲気)でいること、みんなが思わずいろいろ教えてあげたくなるような人になることも言語上達のコツ。

インタビュー実施日:2019/06/04

インタビューアーからのコメント

「印象に残った言葉」
「将来に役立つからってなんだろう」
自分の意志や希望ではなく将来のためという理由だけで物事を判断することがいつも正しいわけではないのだと感じた。

「お話を聞いて、感じたこと、学んだこと」
高校時代にすでに留学経験があり、大学で再び同じ国に留学した方だからこそ学んだことの内容が深く、ある一つの国に詳しくなることへの魅力を感じるお話だった。
また、自分の留学先と同じ国での留学体験談だったため、勉強方法や現地の人とのコミュニケーションについても非常に勉強になる点が多かった。
イタリア語だけでなく考え方もイタリアに染まってくるような留学に自分もしたいと強く思った。将来のキャリアを見据えて生きていくこともある程度は大切なことだが、その時に決断する力・決断する勇気も今後のキャリアで重要である。

インタビューアー:小牧薫(経済学部 国際経済学科 2学年)
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