留学のすすめ.jp

Invitation to Study Abroad

Disseminating the Impact of Study Abroad
Inter-generational Knowledge Transfer

インタビュー

異文化や価値観の違いを肌で感じてください!

岡田 絢氏

2018年2月20日  409ページビュー
3年以上   カナダ   大学  

「なぜ留学しようと思ったのですか?留学にいたる経緯は?」
もともと父の仕事の関係で2歳から5歳の間と小学4年生から中学2年生の夏までの間シンガポールに住んでいて、そこではカナディアンインターナショナルスクールに通っていて常に英語を使う環境にありました。日本に中学2年生の夏に帰ってきた当時は日本の高校のスカートの長さや、髪を結ぶときは黒ゴムなどの様々な校則に疑問を持ち高校から留学することも考えましたが、両親に相談したところ海外から帰ってきたばかりで高校から留学は急だということで、ICU高校に進学しました。
留学を大学からに決定し、国をカナダに決めた理由はカナディアンインターナショナルスクールに通っていたこと、またアメリカとカナダを比べた時にアメリカは大学数も多く学力的にピンからキリまであるのに対し、カナダは少ないながら教育水準が高かったからです。
簡潔になぜ留学しようと思ったかというと、外国で勉強をしたい、英語はスキルの一つとして昔から好きだった理科にかかわる専攻を学びたいと思ったからです。
 
「留学準備で苦労したこと、工夫したことは何ですか?」
大学選びから申請に至る留学にかかわることはすべて自分でやりました。当時は今みたいにオンラインで検索したりする時代ではなかったので、主に情報集めは留学ジャーナル(雑誌)や、高校のカナダ人の英語の先生の紹介でカナダ大使館で行われた留学フェアに足を運んだりと自分から積極的に情報集めをしました。また資料などもすべて郵送で、入学金も銀行入金だったのでちゃんと送られているか不安でした。
 
「留学中に苦労したこと、工夫したことは何ですか?」
英語では苦労しなかったのですが、1年生の時に受講した国際開発という授業が本当に難しくて、授業で一緒だった日本人の子と毎時間終わりに一緒に復習していました。
試験は記述式だったのですが、申し出たら教授が留学生に対して試験時間を延ばしてくれる措置を取ってくれました。
 
「留学前に不安だったことは?また、実際に留学に行ったら、どうでしたか?」
不安よりかは楽しみのほうが大きかったです。実際留学に行ったら、入学当初に留学生同士の交流キャンプがあったのでそこでいろいろな国の生徒とつながることができました。学生寮ではカナダ人との交流がメインでした。
また勉強に対する姿勢も、文系と理系での差はあるかもしれないですが、カナダのトレント大学は4年間で20単位を取らなければならないので、1年間に5単位しかありません。そのため一つ一つの授業がとても重く、みんな単位を落とさないように必死で勉強します。また留学生はカナダ人の生徒の3倍の授業料を払うのでほとんどが真面目に頑張っていました。
 
「留学で得たものは何ですか?」
親友ができた、専門知識を得ることができた、学位を取得できたのはもちろんですが、日本人でよかったなと感じることができました。具体的には食事がおいしかったり、素晴らしい文化があり、日本ならではの風景があり、人が優しかったり、プラスの意味でもマイナスの意味でも人に気を使う気質があったり、などの日本の良さです。また日本人としての誇り、アイデンティティを確立することができたと思います。
 
「留学が帰国後のキャリアや人生にどう影響しましたか?」
日本の歴史や政治などをもっと勉強しようと思いました。留学中は政治について議論する学生が多く見られて、自分も日本の政治について関心を持っていかなくてはと思いました。
キャリアとしては国内、国外問わず働く場所ではなく自分が何をやりたくてどんな仕事内容であるのかを大事にしようと思いました。また外国から来た人に日本を紹介できるように東京の観光スポットやポップカルチャーなどの情報集めもしています。
今後の目標としては、以前UNICEFでベトナムに、WHOでスイスにインターンシップの経験があるのですがそこで発展途上国を間近にし、環境の違い、そして日本のような国で生まれたことは幸せであることを実感し、発展途上国でも頑張っている人たちに影響を与えたいと思っています。最終的に環境問題の解決と健康と子供が結びついた仕事がしたいと思います。
 
「今後留学を目指す学生へアドバイスをください」
語学は留学先でもなんとかなります。それよりも何のために留学するのを明確にすることが大事だと思います。そして留学することで選択肢が広がると思うので、その後どうやって留学経験を生かしていくか考えることが大事です。またわからないことがあったら自分で探す、そして正しく選択する能力を身につけることも必要です。
是非留学したら異文化や価値観の違いを肌で感じてください!当たり前だと思っていたことが壊されます!

インタビュー実施日:2017/07/20

インタビューアーからのコメント

「印象に残った言葉」
留学で得たものとして日本人としてのアイデンティティが確立できたと言う言葉は、留学のすすめの安河内先生の講義でもおっしゃっていたことでした。普段日本にいて自分が日本人だと意識する機会はなく、やはり海外に行って多文化・多国籍の中に身を投じることによって日本人としての自分自身を意識し、理解することができるのだと感じました。

「お話を聞いて、感じたこと、学んだこと」
個人的に驚いたのが留学生はカナダ人の学生に比べて3倍の学費を払っていたということです。しかし調べると本当にたくさんの種類の奨学金があるようで、大学の奨学金だけが全てではないので視野を広げて、多くの可能性を考えていきたいと思いました。
そしてやはり海外に出て始めてわかること、例えばインタビューの中で言えば日本人としての意識や様々な価値観を学び受け入れることです。これは本当に肌で感じ、経験しないとわからないことだと思うので大学生のうちにたくさん経験をしたいと思いました。

インタビューアー:藤井 夏子(東洋大学)