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Inter-generational Knowledge Transfer

インタビュー

次世代の教育

山口 有子氏

2016年8月30日  408ページビュー
アメリカ合衆国   大学   高校  

【インタビューゲスト】 山口 有子 さん(泉高校英語科教諭)
高校、大学時代の二回の留学の経験を経ての自分自身の変化とその経験を現在の教育指導にどのように取り入れているかお話を伺いました。

①高校在学中の留学経験について
高校二年の夏〜高校三年の春にかけて、アメリカのケンタッキー州へ留学に行かれました。何か明確な目標があったわけではなく、単に英語が好きで学びたいからという理由で留学を決心したそうです。しかしケンタッキー州の訛りは激しく、話していることが聞き取れなくて今までの勉強の意味について自問自答したそうです。
留学中は、自分がアジア系のアメリカ人ではなく日本から来た留学生であることをアピールしなければならないため、積極的に自分自身を周りに伝える必要がありました。その間、自分は「できない生徒」であると開き直り、様々なことに挑戦して様々な価値観に触れることで気が楽になったそうです。そしてそれを通して自分が今まで周りの目を気にしながら行動し、周りの期待に添おうとしていたことに気づきました。

②大学在学中の留学経験について
大学三年の夏から大学四年の春までの一年間アメリカのペンシルベニア州に留学に行かれました。語学を修得するのは容易なことではなく、さらに英語を学びたいと考え、留学をしました。
大学時代の留学では、寮に住んでいたため他国の友人と交流を深めることができたそうです。

③まとめとメッセージ
山口先生に頂いたメッセージを箇条書きでお伝えします。
・話せるようになるのを待っていても進歩しない、まず話せ!
・失敗しなけりゃダメじゃん!!
・今勇気を持たなくてどうする!
・英語で意見を言えるようになる→英語を聞けるようになる経験は大事
・失敗はできるうちにする!
・「無理」と言わない!(自分で限界作らない)
山口先生自身も、これらのことを意識しながら教育指導にあたられているようです。

インタビューアーからのコメント

自分には留学や異文化の中で暮らすといった経験が無いため、山口先生の二度にわたる留学のお話を非常に興味深く聞かせていただきました。私自身も大学在学中の留学を考えており、その際留学先でモチベーションをいかにして保つか、外国人とのコミュニケーションではどのような事に気をつけたらよいのか、カルチャーショックにはどのように対応するべきか…といった疑問に対して経験者の視点から語っていただけたことで、留学に関してより現実的な視点で考えることができました。

インタビューアー:中村 隼太 (東北大学 工学部 機械知能・航空工学科 1年)

インタビューアーからのコメント

私は山口先生と同じ英会話教室に通っていたということもあり、親近感を持ちながらお話を伺っていました。大学生になり、これから日常の中で様々なことに関わる機会が増えていくであろう私にとって、山口先生の言葉はどれも心に残るものでした。特に、大学生として色んなことにチャレンジできる今だからこそ、たくさん失敗を重ねるべきだという言葉が強く印象に残っています。目の前にチャンスがあれば、考えるよりもまず行動に移し、その結果がどうであれそれを自らの経験として蓄積していけるような、能動的で積極性に溢れた大学生活を送りたいと考えるようになりました。

インタビューアー:布川 陸 (東北大学 工学部 機械知能・航空工学科 1年)
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