留学のすすめ.jp

Invitation to Study Abroad

Disseminating the Impact of Study Abroad
Inter-generational Knowledge Transfer

インタビュー

留学とは海外で学ぶプラス海外で生きること

横山 匡氏

2014年11月22日  32ページビュー
2年以上   4年以上   アメリカ合衆国   イタリア   その他   大学  

世界を舞台に活躍したい人々を応援する、留学指導校・アゴス・ジャパンを起業した横山匡さんにお話を伺いました。

(学生)イタリアとアメリカに留学することになった経緯と留学を通して学んだことを教えてください。

イタリアへの留学は、意図的ではなく九段下の交差点で父がイタリアの宣教師に道を聞かれ、声をかけられたのがきっかけで、イタリアで2年ほど暮らしました。イタリアでは中学校から留年制度があり、美術と英語が苦手で単位を落としそうでしたが、自ら進んで先生にミッションをもらい単位を落とさずにすみました。「どうにかなるだろう・どうにかする」というメンタリティーを培いました。自ら動けば事も動くということですね。ルールは守らなければいけませんが、ルールは作ることも出来ます。つまり、例外は作れるということです。『やらなければいけないことはやる。やっていけないことはやらない。でも、それ以外は自分で判断して仕掛けていい。全て工夫。』ということは、今のキャリアを通して生徒にも伝えていることです。また、ポジティブで楽観的になったのもイタリアでの留学の影響です。

二年後、父がアメリカのオートバイ会社に引っ張られアメリカへ行きました。母校UCLAでは、言語学を専攻しました。バスケ部のマネージャーもして、そこでのコーチの言葉や存在が大きかったと思います。特に、「世界で一番大切な仕事は子育てである。」

“The most important profession in the world is parenting.”というコーチの言葉には今でも影響を受けています。

留学とはどのようなことだと思いますか。

留学とは海外で学び、生きる、ということです。海外で生きるからこそ身につくことがあります。それは授業では教わらない、生きていることで身につく価値観です。若いうちに経験すると、性格や人生の価値観を根底から揺るがします。留学というのは24時間学んでいますが、その中で授業というのは一部です。勿論、授業も大切です。高い授業料を払って学校に行く理由は、「学ぶ」ということをテーマに人が集まる場に身を置くことに価値があるからです。4年間を共に過ごすということが大事なので、一緒に生きることで人は学びます。留学を通して一番感じることは、『正しさは人の数だけある』ということです。絶対に正しい答えはなく相手がそう思えばそれも正しいのです。そのことを認め合えることが大事です。留学経験は1年でも残りの何十年、毎日に影響を与えると思います。

日本の学生はどのように思いますか。

日本の学生は学校に行くことだけで満足しがちですが、「学校生活」と、「学生時代」は分けて考えなければいけません。学校生活とは、学校にいるときに何をするか、学生時代とは18歳から22-24歳ぐらいまでの人生をどう送るかということです。学校生活以外に出来ることがたくさんあります。自由な時間に何をするのか、ということです。サークルやバイトだけでは人生は開けません。学歴だけで生きていける時代は終わりつつありますが、もちろん学歴はチャンスを広げます。面接に呼んでもらえたり、学歴はあるに越したことはありません。しかし、中身が無いまま入社したら化けの皮が剥がれてしまいます。本物になることが大事なのです。そのために必要な22年なり24年なりという、一人一人必要な年数が違うので、万国共通、全員に共通ではないということです。

留学がどのようにキャリアにつながったのですか。

人にレッテルを貼らない、グループでひとくくりにしないで、その人をその人としてちゃんと見るようになったことが最大の影響です。国籍は避けがたい運命ですが、その人自身という「個人」がブランドになることが大切です。今の留学指導で影響をうけているのは日本人というレッテルを貼るのではなく、それも含めたその人の魅力、個性に気付かせることです。なので、「人と比べない」、「自分らしく」いればいいのです。そんな、「気づきのきっかけプロバイダー」でいたいと思っています。

インタビュー実施日:2014/11/28

インタビューアーからのコメント

●印象に残ったキーワード
・留学とは海外で学ぶプラス海外で生きること
・結果より過程プロセスが楽しい

●感想
日本の学生はアメリカの学生より確実に自由な時間が多いと言われ、今の私は横山さんが言っていたようにバイトとサークルしかしてないので、今のうちにもっと色んなことに自らチャレンジしていきたいです。そしてこれから沢山の人と交流して、もっと自分の視野を広げていきたいと思います。

インタビューアー:市村 仁美

インタビューアーからのコメント

●心に残ったこと
大学で自分のやりたいことや、人生を切り開いていけるような「何か」を見つけ、自分でしか生きることの出来ない人生を生きていこうと思いました。

●感想
中々、社会人の方にインタビューをするという機会はないと思うのですが、授業を通して、インタビューだけでなく、インスパイアされるお話を聞くことが出来て、とても良い経験になりました。一度しかない学校生活、学生生活をより良いものにしていきたいと思います。

インタビューアー:文 智藝