インタビュー
留学することは難しいことではない
岩本典子氏
2021年8月3日 694ページビュー アメリカ合衆国 イギリス カナダ【留学体験の概要】
留学した時期・期間:3歳の頃、高校生、大学院生などさまざま
留学先(国、学校名):アメリカのカリフォルニア、カナダ、ロンドンなど
学習内容:親の仕事の関係や英語能力向上のため、英語教授法(TESOL)について
【インタビュー相手にとっての留学意義】
「なぜ留学しようと思ったのですか?」
妹が留学していたという事もあり、留学が楽しそうだと思っていました。高校生の時に英語に興味を持ったことで、大学でも英語を専攻しました。大学院生の頃は、英語を教えるなら英語教授法を学びたいと思い、キャリア的な面を考えて留学しました。
「留学準備で苦労したことや、現地での友達付き合いは?」
親と行ったので、準備であまり苦労することはなかったのですが、「言葉」については苦労しました。
高校生の時の留学では、ジャパニーズアメリカンの友達がいたので友達付き合いはうまくいきました。大学院での留学も英語教授法の専攻だったので、留学生に優しく対応してもらえて、あまり生活面での苦労はなかったです。
「留学先でアジア人だからといった差別のようなものはありましたか?」
学生よりも大人の方が差別意識というものは感じるみたいです。カリフォルニアやニューヨークなど、留学生を多く受け入れてくれている所はあまり差別意識というものは無いようですが、仲の良い親友のような人は、黒人は黒人、白人は白人同士が多かったです。
留学後
「留学後のキャリアにどう生かしてきましたか?」
留学での大変な経験は全て経験値として今に生きています。
英語はネイティブの先生に教わることが良いという考え方もありますが、ネイティブの先生は自分が苦労して英語を学んだ経験がないため、日本人がわからない事柄をあまり理解できていないこともあります。だから日本人の先生として、自分の学習経験を、日本人に英語を教えるときに生かすことができると思います。
「留学で得たもの(メリットなど)は何だと思いますか?」
英語力を伸ばすことは日本でもできることですが、留学に行くことで現地の文化や生活を体験することができることが大きなメリットです。海外に行くと日本人としてのアイデンティティが芽生えるので、違う人と交わることで文化を理解できたり、実感できることは良いことだと思います。
「今後留学を目指す学生へアドバイスをください」
留学に行きたいと思っていても結局行かなかった学生をたくさん見てきました。行きたいという気持ちがあるのだったら、行った方がいいと思います。
インタビュー実施日:2020/12/07
インタビューアーからのコメント
「印象に残った言葉」
留学は難しいことではないから、行きたいという気持ちがあるなら行った方がいい。
「お話を聞いて、感じたこと、学んだこと、今後行いたいこと」
今回岩本先生にインタビューをして、留学としての内容だけでなく教職などのことまでいろいろと教えていただき、人生相談等をしてもらいました。留学を経験することは決して難しいことではないし、新しい自分を発見することや、英語を学ぶことのきっかけにもなると思います。自分も今まで留学経験をしてきて現地での生活や歴史、文化に触れることの楽しさを知ることができました。留学をすることの決断は確かに簡単ではないかもしれませんが、チャレンジすることは誰でもできます。自分が社会人になっても自分自身の向上のために留学を考えようと思いました。
インタビューアー:市之瀬優貴/池田ヴルフ凌(理工学部 建築学科 3学年)