【留学体験の概要】

留学した時期・期間：2016年8月～2017年8月

留学先（国、学校名）：アメリカ合衆国ユタ州Salt Lake Community College

学習内容：教育学、心理学

【インタビュー相手にとっての留学意義】

「なぜ留学しようと思ったのですか？留学にいたる経緯は？」

日本を外から見たいと思ったからですね。以前から教育者になりたいと思っていました。人に教えるためにはまず日本の教育制度を客観的に知ることが大事だと思いました。

「留学前に不安だったことは？また、実際に留学に行ったら、どうでしたか？」

英語が話せるようになるのか、治安は悪くないだろうか、そういう不安がありました。実際行ってみたら、最悪の事態に遭遇しちゃったんですよ。なんと、銃乱射の現場に立ち会ってしまったんです。叫び声と銃声を生で聞いてしまって、慌ててしまったけれど、現地の学生の真似をしながら身を潜めました。

「留学中に苦労したこと、工夫したことは何ですか？」

半年たっても英語が上達しない劣等感で寝込んでしまったことです。アメリカの授業の課題が間に合わない、失敗だらけな自分に余裕がなくなってしまったんです。そのとき初めて日本の家族に頼ったかも。あとは、アメリカの大自然を体で感じることで気持ちを高めたかな。アメリカの自然は日本とは比べ物にならないほどスケールが大きい。大自然を目の前に、自分の悩みが小さく見え、自然の力は偉大だと気付かされて、いつしか立ち直っていましたね。

「おすすめの休日の過ごし方は何ですか」

自分でパーティーを主催ですかね。留学に行くときに僕はスーツケースにたこ焼き機を2台入れていきました。（笑）様々な国から来た人にたこ焼きをふるまいました。タコになじみがない友達が多くて、スパムを入れたりして工夫しました。ほかの友達も自分の国の食べ物をふるまってくれたりして、めちゃくちゃ楽しかったですね。パーティーは一気に自分の顔を広げられる最高のチャンスですし、友達の輪がかなり広がりましたね。自分が帰国するときには、何十人もの友達が集まってくれました。

「留学で得たもの（メリットなど）は何だと思いますか？」

「失敗を恐れないマインド」です！英語ができずに友人に無視されたり、発音のことで笑われたり、たくさん挫折を経験しました。「毎日毎日気にしていたら、つまらない、笑ってくるやつとの関わりなんて人生一回きり」この気持ちで挫折を乗り越えました。この経験の先には失敗を恐れないマインドがありました。

「留学が帰国後のキャリアや人生にどう影響しましたか？」

海外で用いられている教育方法を取り入れてみたり、生徒たちが積極的に話せる場を作ったりして、自分の教えたい英語のスタイルを試行錯誤しながら確立しています。1年目なので思い通りにいかないこともあるけれど、留学で身につけた精神力が今に活きていますね。

「今後留学を目指す学生へアドバイスをください」

とにかく、失敗を恐れないことですかね。あとは、経験から学ぶ。海外の大学で勉強をすることももちろん大事だけど、留学で感じたことも大切にしてほしいですね。今までと違う環境で生活をすることや、異文化に触れることなど、留学は語学面だけのスキルアップではありません。様々な面で挑戦をして、失敗をして、経験から多くを学んでほしいですね。