インタビュー
留学は将来の可能性を広めることができる。
林 美奈子氏
2015年7月7日 725ページビュー 6カ月以上 オーストラリア 大学院(修士)海外児童福祉活動を行い、貧困や虐待などの問題に取り組んでいる。
【インタビューゲスト】林 美奈子(株式会社エールシステムサポート 社員)
海外ボランティア団体CIEEに所属し、アジア圏を中心に活動を行い、児童福祉の最前線で貧困や虐待の現実と向き合い、子ども一人ひとりを大切に、一緒になって問題を解決する林 美奈子さんにインタビューを依頼しました。林さんは大学生時代オーストラリアに留学した経験があり、留学についての様々な質問をしました。
質問1 留学に行くきっかけはなんですか?
小さい頃から海外に興味があり、高校生時代から留学を考えました。留学することで日本の学校とは違うことが得られるのではないかと感じていました。何よりもたくさんの外国人友達を作り、英語力を高めたいから留学をしました。
質問2 留学先をオーストラリアにした理由はなんですか?
最初はどの国に行くのか悩みました。国ごとの留学事典を見て、アメリカ、カナダ、オーストラリアの情報集めをしました。その中でオーストラリアの治安が、他の英語圏国より良い。色んな国籍の人が暮らしていて、沢山の文化があるので、アメリカ・イギリスよりも人種差別的なことがあまりないようで、大自然もたくさんあるので、語学勉強をするのにはとても快適だと思いオーストラリアにしました。
質問3 英語が聞き取れない時に工夫したことは何ですか?
オーストラリアに行った最初の頃は英語が難しいだけでなく、知っている単語ですら聞き取れなくて、どんどん自分の英語に対する自信を喪失していったのを覚えています。私が工夫したのはよく話すことです、片言英語を理解してくれるのでどんどん話せば慣れる。オーストラリアで生活すれば、多様な英語に対するリスニング力が鍛えられる。日本では、基本的にアメリカ英語しか学びません、オーストラリアに来たら、きっと英語に対する見方は変わると思います。
質問4 留学生活で一番困ったことはなんですか?
やはり初めは言葉の壁があり、なかなか日常会話をするのが大変でした。また、文化の違いにより普段私たちが何気なくやっている常識なことがオーストラリアでは非常識であることが多い。中で一番印象に残ったのは友人と一緒にラーメン屋さんに行った時でした。私はラーメンをズズズズと音を立てて食べました、その瞬間周りの人が一瞬私の方を見ました。日本ではラーメンを食べる時、音を立てるのが当たり前でしたが、オーストラリアでは食事中音を立てるのは、大変失礼なことです。そのほかにもたくさんあります、途中で挫折したことは何度でもありました。けれどその場では辛い思い出だったとしても、日本へ帰国して、しばらくしてから、振り返ると、素晴らしい経験や思い出となる。
外国で暮らすということは言葉の壁や文化の違いはもちろんのこと、慣れない環境で戸惑うことも多い。しかし毎日、新しい経験の連続で、日本で生活しているだけでは味わえない感動や驚きがあると思います。
質問5 留学で学んだことや体験について何かありますか?
留学により、英語力はもちろん上達しました。そのほか何よりも、自分の力で物事をやり遂げることで自信を付きました。相手の考えを尊重し、自らの意見をハッキリ持ち、様々な人との触れ合いで得るコミュニケーション力や海外のスケールに触れることで得る広い視野など様々な体験ができました。留学前に期待している語学力はもちろんですが、それ以外にも、留学で得られるものは多いです。
質問6 海外ボランティア活動を始めた理由はなんですか?
海外では、学校に行きたいのにいけない子どもがたくさんいます。貧困により一日中働かされる子どもがたくさんいます。貧困から発生する様々な問題において、特に被害を受けやすいのが子ども達であることに気づきました。中で才能がある子どもがたくさんいます、少しの寄付や援助をしてあげれば子どもたちの人生が変わるかもしれないと思い、貧困や虐待に悩む子どもたちに支援を始めたきっかけです。また、英語を使い現地に人と交流し自分の視野め、誰かの役に立ちたいから。
インタビュー実施日:2015/06/02
インタビューアーからのコメント
インタビューを終えて
インタビュアー① 中川 直貴
●印象に残った言葉
海外留学で体験したことは、将来素晴らしい経験や思い出となる。
●お話を聞いて、感じたこと、学んだこと
林さんの話を聞いて留学に行く決心がさらに深まりました。私は英語がとても苦手です、以前留学を考えたことは一度もありませんでした。しかしこの講義に参加して、様々な留学経験者の話を聞いて、少しずつ動揺しています。留学をして、様々な人と出会い、英語力を高めたい。林さんのような世界で活躍できる人になりたいと思います。今から簡単な日常会話を初め、単語を覚え、留学の準備をしたと考えています。違う文化の中で生活するのは大変なことです、けれど自分の度胸や積極性が高められ、コミュニケーションを通じて別の考え方や価値観を学ぶことができるので、これらはきっと将来に役立つと思います。これからも頑張っていきたいと思いました。
インタビュアー② 斉藤 大介
●印象に残った言葉
海外に出ることは、日本で生活しているだけでは味わえない感動や驚きがある。
●お話を聞いて、感じたこと、学んだこと
お話を聞いて留学はとても素晴らしいことだと思います。私は留学に行く予定はないが、海外旅行によく行きます。確かに日本では当たり前なことは世界で共通する訳ではない、もっと広い視点で物事を考えることは大切です。これから海外に出てたくさんの体験をしていきたい。
インタビューアー:中川 直貴